風が十一吹き ページ12
そんな私を見かねてか
桜さんはまた、ふわりと笑った
「言い方が悪かったかな
.......実はね、私の本丸も`元`ブラック本丸だったの
だからだろうね。何となくだけど、雲さんもそうなのかなって思ったんだ」
「えっ?」
桜さんの目の先には、楽しそうに笑う刀剣男士たち
.......彼女はどうやって、ここまで刀剣男士を
「ふふっ
就任して間もない、ということは、今が一番大変な時期なのね
色々と気になることがあるようだけど.......まずは、演練に集中しましょ?」
着いたよ、という風にこちらを振り返る彼女
「はい。本日はよろしくお願いします、桜さん」
「こちらこそ.......ただ、私達は強いわよ?」
冗談めかしにそういうと、彼女は自身の刀剣男士の方へと行ってしまった
彼女には、色んな事を聞きたい
どうやって本丸をかえていった変えていったのか
どうやって.......いや、今は目の前集中しないと
______私は、この本丸の主
建物の内部に私たちが入るのと同時に、異空間に飛ばされたようで
目の前には森林が広がっていた
近くにいたはずだった、桜さんとその刀剣男士の姿は見えない
もう、演練は始まったらしかった
「では.......まずは偵察といきましょう」
辺りを凝らしながら見つめる、刀剣男士たち
そんな中、今剣がぴょんっとこちらに飛んできた
敵襲か?
「どうやら、おあいては`ほうじん`のようですよ!あるじさま!」
すると、私の目の前に現れたのは大きなパネル
幾つかの陣の候補があるなか、`有利、横隊陣`の文字
.......なるほど、そういうことか
「では、今剣。全刀剣男士に伝えてきてください!横隊の陣、と」
「はい、わかりましたー!」
元気に飛び出していった、今剣
さっきまで、傍にいた小狐丸の気配も、もうない
私はどうすればいいのだろうか
桜さんはどうしているだろうか
.......とりあえず、今剣を追うか
どこかからか、`さてと.......では踊りますか`という声が聞こえた気がした
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月夜桜(プロフ) - 失礼致します、「風が二十九吹き」が非公開となっているようです。 (2018年6月30日 9時) (レス) id: 02630f3ef1 (このIDを非表示/違反報告)
AKASAN(プロフ) - とても面白いです!更新楽しみにしてます、頑張ってください!! (2018年6月29日 13時) (レス) id: 1168bef346 (このIDを非表示/違反報告)
きの(プロフ) - 面白いですね!これからも頑張ってください!あと、方便ではなく、方言ではないでしょうか?間違っていたらすみません。 (2018年6月25日 0時) (レス) id: e253f59a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:露草浅葱 | 作成日時:2018年5月22日 15時