【刀剣乱舞】これから、風が吹き始めそうなので壱 (ページ3)

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風が二筋ページ3

「、、て、くだ、、、さ、、、、、お、きて、、」

「、、、、っわ」

顔をひやりとなでる不快感に目を開くと、

じいっ、と覗き込む狐の姿があった

さっきの不快感は肉球か、と勝手に納得し体を起こし

しかし、その景色に思わず目を見開いた

「、、、、なにあれ」

＿＿＿＿＿＿車窓から、ボロボロな日本家屋が見えたのだ

ゾワッと鳥肌が立って

何故か、ここにいてはいけないような気がした

なんか、嫌な気配を感じてしまったらしかった

幽霊とか妖怪とか、なんかそういう感じの、、、

いや、だけどなんか違う？

何となくだけど、この先にあるものは

そういう未知の領域にあるものだと思った

「さ、早く降りてくださいませ」

ふと、声が聞こえた、、、狐からだった

、、、、は？！

「、、、しゃ、喋ったっ？！」

、、、、、今日は厄日なのだろうか

いや、疲れてしまっていたのかもしれない

しかし、ちょんっと前足を私の太ももに乗せ、

首をかしげる狐、、、いや、化け物？に促されるままに、車のドアに手をかけた

「、、、こんのすけ、まだ彼女には説明してないんですよ？」

「そうなのですか？いや、それは失礼しました！」

運転手の声かけに思わず、伸ばしかけた手をひっこめた

その反動からか運転手に目を向けると、さっき私を車に引きずり込んだ人らしく

ぎろり、と彼の双方の目がこちらを捉えていた

勝手に行動しないでほしい、そういっているように感じて

宙をさまよう自分の手を膝に重ねた

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露草浅草です、お気に入り登録を二人もしてくださったこと

本当に嬉しかったです(*'▽')

これからもこの作品にお付き合いいただけると幸いです＾＾