Chapter4 ページ5
「傑〜、風邪引いたってマジかよ!」
「うるさいよ、熱が出ただけで風邪という風邪じゃない」
「熱は風邪だろ。バカは風邪引かないって言うのに…あ、クズだから引いたのか」
「硝子?」
次の日。
何ともなかったかのように登校してきた彼。
普段は授業が始まる15分前に着席している優等生なのに、今回は授業が始まる4分前にやってきた。
────つまり、
全く、熱は下がったのかもしれないが本調子じゃないのに登校してくるとはプライドが高いというべきか、優等生の拗らせた鑑と言うべきなのか。
「おはよう、傑。本当に大丈夫?」
「おはよう、大丈夫だよ。昨日は色々と施してくれてありがとうね」
「ううん、どういたしまして。薬はちゃんと飲んだ?」
「飲んだよ、熱はもう無いから来たわけだし」
「……ならいいけどさ」
大丈夫なのなら普段の傑らしく15分前には着席してるじゃないか。
私がそんなことを知らないとでも思ったのか。
「傑」
「ん?」
「授業終わったらまた夕飯作りに行くね」
「……流石にもういいよ」
「私が作りに行きたいの」
「え、何?傑とA、付き合ってんの?」
「マジ?そんな面白いこと何で教えてくんなかったの」
「勘違いしないでくれ!!付き合ってない!ニヤニヤ顔をやめろ、悟……!あぁぁ、硝子!?写真をとっても付き合ってないから意味ないよ!?」
「ねぇホントごめんって!!昨日は私が傑の看病をしに部屋に行っただけで、付き合ってるとか全然そんなんじゃないから!!!」
「それもっと誤解される言い方なんだよな、キミ!?!」
「ごめんて!!!!!!」
────うん。
ツッコミを入れて悟に手を出すあたり、昨日よりは元気になったみたいで良かったよ。
今のこの行動で
ぶり返しそうだとは思うけどね!
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無胤(プロフ) - ツバメさん» 伏黒甚爾ことパパ黒との出会いは終えてなくてこれからです。夏油さま生存ifの予定ではなかったのですがご要望とあらばパパ黒と夏油さま生存ifにしてみます。 (2022年3月2日 20時) (レス) id: 0e0c1513ad (このIDを非表示/違反報告)
無胤(プロフ) - セツナさん» 夏油さまの甘えは最高に可愛いと思ってます。神作とは…光栄です。ありがとうございます。更新頑張ります (2022年3月2日 20時) (レス) id: 0e0c1513ad (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 傑の甘えには面白いと思いますけどこの感じだと伏黒甚爾との出会いは終わっちゃってます? 甚爾生存で傑も含めさしす組と他の人皆との絡み見て見たいです (2022年3月2日 19時) (レス) @page5 id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
セツナ(プロフ) - 可愛いすぎません???神作すぎます!!最高ですッッ!!続き楽しみにしてます!! (2022年2月4日 3時) (レス) id: 2ea77c9340 (このIDを非表示/違反報告)
無胤(プロフ) - 甘木さん» 彼も立派な男子高生ですが、我慢しないで生きて欲しいですッッッ (2022年2月1日 19時) (レス) id: 0e0c1513ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無胤 | 作成日時:2022年1月30日 0時