荒ぶる少女の蹴球ー２ー (ページ49)

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97話ページ49

『あ、お姉ちゃんに豪炎寺さん』

練習をしているとおそらく次の時代に行くためのアーティファクトを持ってきたお姉ちゃんと豪炎寺さんがいた

「お、お姉ちゃん？お前姉がいたのか」

『あぁそっかあんた知らなかったもんね』

「君が白竜だねシュウから聞いているよ」

え、お姉ちゃんいつシュウに会ったの？

「色々あってね」

確かにゴッドエデンを管理してたとは言ってたけど…あぁ札持ってたりしたら気づいたのか

「ふ〜ん…まぁ頑張れよ若人よ。青春を楽しんでね」

『おばさんくさい』

「ひどっ！」

急に何なのだろうか？

『意味わかる？』

「「し、知らん！」」

こいつら…なんだよ3人して知ったような反応、まったくこういう時だけ置いていかれるの癪に触るんですけど

「さ〜て今回のアーティファクトは孔明の書だよ」

「ってことはもしかして三国志ですか！！」

三国志…ってか速水先輩がノリノリなの意外なんだけど

「3の力には諸葛孔明！4の力には劉備こと劉玄徳だ！」

「劉玄徳！俺大ファンなんですよ！」

意外にも三国志オタクだったんだ、意外結構なガリ勉だと思ってた

『ってかその孔明の書ってもしかしなくても』

「親戚の家から取ってきました」

やっぱり…孔明といえば有名だし確か誰か親戚が言ってた気がする、あの家には孔明の力が祀られているって、持ってきたんだね

「なんですかその羨ましい家！今度お邪魔したいです！」

『あぁいや家知らないんです、神社で会ったことあるだけなんで』

そして

「えぇ！？俺居残り？」

メンバーに速水先輩が選ばれていなくあんなに語ってたのに…

「で、今度の敵エルドラドはどんなやつらなんだ？強いのか？」
白竜がキャラバンに乗る際、天馬たちに聞いていた

「そりゃあ、強いのなんのって。時間を好き勝手していろいろやってくるからもう大変なんだよ」

「そうか、だがお前たちなら戦えるさ。どんな敵だろうとな」

「白竜もやっぱりそう思う？そうだよね！」

「うん！俺たちみんなで力を合わせて戦うんだ」

そうして私たちは三国志の世界へと向かった