荒ぶる少女の蹴球ー２ー (ページ46)

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94話ページ46

ジャンヌさんの気合が入り兵士たちが攻め入り砦を取り戻すことができた。次の日、私たちは城へ招かれた

「この度の活躍実に見事であった」

「お褒めのお言葉ありがたく思います」

『シャルル王子も面白い采配ありがとうございました』

本当、謎の王子だよこの人は

「時にまた旅立つと聞いたが、そなたたちの出会い一生忘れぬぞ。次に会うときは我がチームが率いるサッカーチムと対決だ」

『面白いじゃん…』

少しずつサッカーの楽しさが全ての時代に伝わっていけばいいな

「蘭丸は自分を信じることの大切さを教えてくれた…これをあなたに」

キャラバンで帰るギリギリまで霧野先輩が一緒にジャンヌさんと話していた…あっちもいい雰囲気だね

「あなたも、Aさん」

『あれ？私？』

そう言ってジャンヌさんはまた飴玉をくれた

「私、自分を信じることの強さを知れた…あなたが考えている神が何かは私にはわからないけれど。信じることは大切だって蘭丸に教わった…あなたも頑張ってね」

歴史上だとこの人は若くして亡くなるんだとか…それなのにここまで信じることの自信があるって…歴史上の人物は本当にすごい人なんだな。

「信じることは大切」か誰かを信じる…私は信じてるはずだよね、だけど心のどこかで何かが突っかかっていた信じたくない何かがあると