荒ぶる少女の蹴球ー２ー (ページ35)

今日:4 hit、昨日:7 hit、合計:3,886 hit

83話ページ35

『雷門中に帰ってきたー！けど…どうなってるのやら』

「情緒不安定すぎるだろ」

仕方ないでしょ、マインドコントロール？を治したと言ってもまたなんかやらかしてるかもしれないし

『たのもー！』

「戦国時代の雰囲気抜けてないぞ」

意気込んでサッカー棟に入るとマインドコントロールされたみんなが嘘のようにユニフォームに着替えて待っていた。ベータを倒した、それでもまだ大介さんや円堂監督は元に戻っていないだからすべてがOKってわけじゃないんだ

「天馬、キャプテンとして一言！」

「じゃあ…サッカーは好きか！」

「「「「『おう！！」」」」

みんなが帰ってきた。そんな雰囲気を伝えるかのような一言だった。

豪炎寺さんやお姉ちゃんがサッカー部の取り壊しを長引かせてくれてるおかげでこっそりサッカーもできそうだった

「キャプテーンおかえりなさい」

部室のドアが開くと知らない女の子が雷門のユニフォームを着て入ってきた

『え、誰？知り合い？』

「さぁ？」

「サッカー部のみなさんちぃーす」

反応的に戦国時代にいったメンバー以外はどうやら知っているらしかった。

「雷門のエースストライカ、菜花黄名子です！」

『エースストライカー！？』

そういうと黄名子っていう女の子はわかりやすく後ろの背番号を見せた。そこにはストライカーの称号の10番とかいてあった

「この間剣城にエースストライカー対決で勝たせてもらったんで、現時点でうちがエースってことやんね」

『え、あんた負けたの？てかそんなことしてたの…えっとドンマイ』

「慰めるな！というかそんな記憶はない…」

あ、ちょっとショック受けてるなこいつ。てかこの子タイムパラドックスの影響が起きてるのかもってフェイは言ってたけどそんなことあんの？

『ってちょいちょーい！脱ぐな！』

エース番号は気まずかったのか黄名子ちゃん？はユニフォームを脱ごうとしていた。こらこら男いるんだからそこは意識しとかないと

『えっと、黄名子ちゃん？これからよろしくね』

「何言ってるやんね、いつも黄名子って言ってくれてたやんね？むしろ女性プレイヤーで一番仲良かったやんね！あ、剣城よりもね」

『あ、うん』

ちょっとよくわからんが黄名子はそう言って私に抱きついてきた。こういう女子あんまりいないから新鮮かも

「……」