荒ぶる少女の蹴球ー２ー (ページ31)

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79話ページ31

『織田信長こわっ…鬼丸神社がこの時代にもあったんだ』

「ってことはAの神社って歴史古いんだね」

いやけど滅んだって言ってたし、一回復活し直したのかな。こっちの時代だと神の末裔って呼ばれてるんだ…威圧やばかったな

『ていうかさっきの…』

「どうした？」

『いやなんでも』

信長によって止められたあの馬、どうも自分で暴れたとは思えなかったし。あっちから何か狙うような気配が見えた、きっと信長は王様だから狙われてるってこと…だよね

さっきのミキシマックスが失敗したその理由がまーたあの博士が急に出てきてどうやら器の大きさの問題らしい。あの人のオーラの器がデカすぎて神童さん自身がその器に達していないんだとか

信長のことをよく知って強くなる、ミキシマックスは2つの命の融合だから…と言ってまた博士はどこかへいってしまった

「拓人様ー！」

さっきとは別にお勝さんが急いだように神童さんに話しかけてきた

「さっき役人の方から私が花見の宴でお料理を運ぶ係に選ばれたんです」

花見の宴に侵入してオーラを頂く、ワンダバがそんな作戦を思いついたのも束の間。太助が知らない男に連れ去られたらしい。さっきの白鹿組ってやつらか

『藤吉郎さんなら』

そう、白鹿組の存在を知っていた藤吉郎さんならあいつらの場所を知っているかもしれない。次から次に忙しいけど太助たちを助けなきゃ！

ー白鹿組アジトー

『たのもうー！！どけい！お前ら！』

「おい、入り方がお前の方が悪いやつだぞ」

「あらぁ…私たちに勝てたら返してあげちゃおうかな」

ってあいつは