真面目の脳筋さんは暗殺中－４【暗殺教室】 (ページ10)

今日:13 hit、昨日:8 hit、合計:16,661 hit

・ページ10

A組が余裕そうに客席を見ているとさっき吹っ飛ばされた吉田と村松が棒に登ろうとして攻め込んでいた

「受け身は嫌というほど習ったし、あの地獄の訓練があるからな」

「客席に飛ぶ演技が苦労したぜ」

まぁまぁうまかったと思うけどなあの演技

「逃げるのは終わりだ！ぜんいん！音速！」

磯貝がそういうと逃げていたみんなが2人の動きを見て攻めに来ていた

全員の注意が乱闘に向いた隙に、負傷退場のふりをしていた2人が外から忍び寄る。その動揺の隙に一気にA組に攻め込む、これが考えていた作戦だ

みんながA組の棒の懐に入った。A組ピンチの雰囲気だけどそんな簡単にあいつは倒れてくれない、吉田と村松を自身の武道で吹っ飛ばしていた

「君たちごときが僕と同じステージに立つ…蹴り落とされる覚悟はできているんだろうね？」

上から見下ろす強者のあの顔はラスボス感が漂う理事長の顔にそっくりだった

A組もそれに対応するために守りに入ってきていた

学秀は1人で戦況を変えれるリーダー、あいつの指揮があればA組は強い。磯貝はそういうリーダーには向いていない、だけど磯貝は1人で決める存在じゃなくてもいいんだから

学秀が全員を棒から落とそうとしているところに増援で渚たちが学秀の服を掴んでいた

一方こっちの守備は2人だけ、んまぁテコの原理とも思える戦法で守っていた。彼らは強くても学秀の指示がないと動けない、そこを上手く狙えてる

学秀も責められて指示ができない状況まで陥っている。A組も防御が完全に出来上がっていて攻める術が少し減っていた

「今だ！来い、イトナ！！」

「ヌルフフフ～秘密兵器は最後まで取っておくものですね」

イトナが磯貝の手を土台にして磯貝が思いっきり腕を上げてイトナが大きく飛んでいく。降りた先はA組の棒の上、イトナがそこを思いっき蹴ってその瞬間みんなが力を入れる

校庭にE組の喜びの声が響き渡る、A組の棒を倒してE組が勝ったのだ