真面目の脳筋さんは暗殺中－４【暗殺教室】 (ページ41)

今日:7 hit、昨日:8 hit、合計:16,655 hit

・ページ41

「Aにしては結構甘い作戦だったんじゃないの？A組がこっそり売上伸ばしたりするとか考えなかったわけ？」

『それも考えたけど軽音部の子たちは今や私にお礼を言う身、そんなのA組がしたら浅野がどうであれ告白はするはず、さすがにそこまではしないでしょ。あいつも評判が落ちるのは嫌だろうからね』

「ふ〜ん」

まずい、ちょっとカルマの前で学秀のこと話しすぎたかも。カルマは多分だけど私と学秀のこと何かは勘づいているはずだよね

「来たか」

『がっ、浅野あんたなんで家の前に』

カルマとの気まずい空気で歩いていると家の前に待っていたかのように学秀が立っていた。まずいさすがにカルマの前では

「なに〜、A組のことはさっき話したじゃん」

「どっちにしろ関係ない。僕は彼女にようがあるんだ」

「A組さんがE組のこの筋肉ゴリラに話しかけるなんて評判落ちるよ〜」

「筋肉ゴリラか、確かにそうかもしれないが仮にも女性だ」

『おいこらちょっと待てあんたら人の呼び方否定しろや。2人とも私に対していつも失礼すぎるでしょ』

「いつも……ねぇ」

やちゃった。いつもなんて言ったら絶対にまた怪しまれる、どうしよう

「…確かにそうだな。A、今回の学園祭のことで少し話がある。たとえ軽音部でもA組側に参加はするんだ聞いてもらっても文句はない」

そう言って学秀は私に腕を引っ張る。お願いだからやめて、私のE組での大切な立場と関係を奪わないで

「ちょっと待ってよ。許可もなくうちのクラスメイトを連れてくのはどうかと思うけど」

反対の手をカルマが掴む。少女漫画な展開だ、きゃー！ってなりたいけど今はそんな空気じゃない

「赤羽、貴様には関係ない。クラスはどうであれ僕とAの関係に貴様が入れるわけないだろう」

嫌だ

「はぁ？2年間ぽっち同じクラスだっただけで偉そうに」

お願いだから言わないで

「何を言っている、貴様なら知っているだろう。Aは僕の…」

『カルマ、学秀。これ以上何も言わないで、家の前で迷惑だから』

やってしまった。今はもうめのまえが真っ暗に見える