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「以前アルバイトが発覚して、君はE組に落ちることになった。
なのにあれから反省していないようだね」
「浅野…このことは黙っててくれないかな。今月いっぱいで必要なお金は稼げるからさ」
「そうだな…僕も出来ればチャンスをあげたい」
こいつら本当に親子だ、この顔はチャンスを上げるような優しい顔じゃない。ここにいる誰もがそう思った。そして私はこいつらはまた何かE組に何かをする気だと余計に嫌な予感がした
「では一つ、条件を出そうか。闘志を示せたら今回のことは見なかったことにしよう」
「闘志？」
「うちの校風はね社会に出て戦える志を持つものを何より尊ぶ」
『よく言うよ』
「…違反行為を帳消しにするほどの尊敬を得られる闘志、それは」
体育祭の棒倒しだと学秀は言った。そのまま五英傑が余裕そうに帰っていった
『磯貝、平気？』
「あぁ大丈夫だ」
嘘だ、少し動揺してるのがわかる
『なんかあったら相談乗るよ、これでも元A組だしあいつらのことは嫌と言うほどわかる』
「助かる、けどお前もA組の空気が嫌いだったのにそんなの任せるわけにも行かないだろ、無理はしないでくれ」
あいっかわらずこう言う時もイケメンだな、けどその性格はこう言う時にはちょっと役立たないよ
その日の放課後、女子たちはみんな帰って男子は残っていた。私はちょっと様子が気になって教室の廊下からバレないように会話を聞いていた
「倒すどころかへし折ってやろーぜ！」
「…おまえら」
けどそこまで心配はいらないようだった
『先生はどう思います棒倒し、暗殺のことを考えると』
「あれは暗殺というより戦だ」
だよね、正直あっちのクラスとか体格良かったりする人おいしあとなんかしそうだし不安要素しかないけど
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作者名：tanbarin | 作者ホームページ：http://kurakura.raraya
作成日時：2022年11月3日 3時
