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「ではこうはどうだろうか?
君が出た軽音部のライブの時間の客の人数と売り上げの分はA組の利益にはしないと」
「「「!!」」」
意外すぎる、学秀がそこまでの条件を出すなんて裏があるとはカルマとも思っていた。だけどそれなら私が出てもA組のいいようになる可能性は低い
「なんならこの利益を君たちE組に渡すのは構わないさ」
「浅野くん、それはいくらなんでも!」
『それはお断りよ』
「なに」
『確かにありがたい話だけどそんなのあんたに貸しを作るみたいで絶対に嫌だし』
「ならば何を条件にすればいい」
『あんた意外とそういうとこ面倒よね。まぁ私が今回ライブに出るのは今年最後になる軽音部のために出るだけだから
得たお金とかは軽音部の部費にでも使ってくれればいいわ』
「A、けどあんた」
『二年も一緒だったんだもん少しはお礼させてよね。
そうねあとはライブで好きにさせてくれれば出たあげるこれで文句はないでしょ。
軽音部も有名になる、A組のライブも有名になる。フィフティフィフティでしょ』
A組のメリットは少ないとも思えるけどA組の知名度は上げれる。そういう裏はこっちにだって見えてる、だけどそれを私が思いっきり利用してあげるわよ
「いいだろう」
そう言って学秀は私に手を差し出した。
「交渉成立だ」
あぁなるほど一応握手ね
「お前には敵わない、ムカつくほどにな」
『言ってくれる』
そう言って学秀たちは軽音部室から出て行った。軽音部室では部員がみんな泣きながら私にお礼を言ってきた、さっきから私を気に食わないように行っていた子の何人かはお礼を言ってきた
「Aのライブ、盛り上げていくからさ」
「ラストライブなんだもん」
「うちらの力見せてあげよう」
そういって軽音部のみんなは円陣を組んで気合を入れていた。また後日に曲の段取りとかを話し合うっていう形で私とカルマはそのまま学校を出た
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作者名:tanbarin | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2022年11月3日 3時