真面目の脳筋さんは暗殺中－４【暗殺教室】 (ページ37)

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ーNO sideー

「これはすごいですね」

殺せんせーが見た動画は去年Aが学園祭でギターを弾きながら歌っているのだった。Aのギターの上手さはトップクラスでプロからも褒められるほど

そんなこともあってか去年の学園祭ではテレビも押し寄せるほどに人気のライブだったため全員がこのライブのことを知っていた

『昔から武道とは別で音楽も好きだからさ。楽しくて軽音楽部に入ったらこうなったわけ』

「そうだ、Aのギターソロライブで人を集めるのはどう？」

『やめてそれをするくらいなら私学校来ない』

「そ、そこまでして嫌なのですか」

『当然、そもそも部活も入ってない私がやったら恨みを買うだけだよ。軽音楽部とはE組言ってから疎遠だし、それにあいつらとは全然仲良くもない

よくあるアイドルの本当の裏側のような関係だったからね』

そんなふうに話していると一本の電話が来た。

『はい、もしも「Aちゃーん！！今年は学園祭出てくれないの！？私ら来なくて泣くんだけど！Aがいなくちゃ牛丼の牛がないだけの丼になっちゃうよ！」

「「(むしろそれはただの米では)」」

「A組とか浅野はE組だからとかの差別するし本当この制度ってどうかしてるし！だから1回だけでもライブしようよまたあんたのギターの音聞きたいし」

軽音部のメンバーが次々と電話でそう言ってきた。さすがに一気には答えられないからまた電話するとかけなおした

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「仲が良くないとわ？」

「多分嘘だよね、きっと弾きたくないだけの言い訳だな」

こらそこ聞こえてる！！私は目立つことが嫌いだし、それにほんの趣味をここまで極めるつもりはない

『今はE組のこともあるから、そんな不用意には動けないよ』

みんながそう言うと静かに黙った

「かっこよく言ってんじゃねぇよ」

『はい？』

「それにさこのライブをきっかけに宣伝できるんじゃねぇの」

「いいじゃんそれ」

「Aさん、あなたには味方がいます。たとえどう転んでもあなたの好きなようにやりなさい、第2の刃を持つものとして」

『よく言ってくれるよ、そんなに私を宣伝ように使わないでよね」