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死神の時間 ページ25

全員が唐突に入ってきた花屋の人に驚いていた

「花はその美しさにより人間の警戒心を打ち消し、人の心を開きます

渚君、君たちに言ったようにね。でも花が美しく芳しく進化してきた本来の目的は…」

そういうと律に画像が送られていた。花屋の人は違和感もなく先生のように話し出す

「虫をおびき寄せる為のものです」

律に送られた画像には縛られて眠らされていると思われているビッチ先生があった。

『ビッチ先生』

「手短に言います。彼女の命を守りたければ先生方には決して言わず、君たち全員で僕が指定する場所に来なさい

来たくなければ来なくていいよ。その時は彼女の方を君たちに届けます。全員に 平等に行き渡るように小分けにして

そして多分、次の花は。君たちのうちの誰かにするでしょう」

見た目は普通の人だ、だけど警戒できない。私もそれにカルマもそう思って今すぐに動きたいけど冷や汗をかいてとまっていた


「別に俺らは助ける義理ねえんだぜ。

第一、ここで俺らにボコられるとは考えなかったか?誘拐犯」

「不正解です、寺坂君。それは間違っています、君達は自分達で思っている以上に彼女が好きだ。

そして人間が死神を刈り取ることなどできはしない」

そういうと私たちの目の前から花屋の人はいや死神は消えた。花とともに消えていき何が起きたかわからなかった

「恐るなかれ死神が人を刈り取るのみだ」

死神がいなくなると残った花びらと共に地図が置かれていた。今夜6時に指定の場所に来いと

みんな鷹岡やシロと同じようにわたしらを人質にして殺せんせーを誘き寄せるのは目に見えていた。自分達がやりすぎなければ、全員がそう思った


「使うか?」

寺坂の手元には国から支給された体育着があった

「守るために使う… だね」

「最高の殺し屋だか知らねえがよ、そう簡単に計画通りにさせるかよ」




『心のどこかで疑っとけばよかった』

「え?」

『だってあの人園長の事件見てたんでしょ、だったら普通にあんな狭い道で事故が起きたりしたら少しは違和感を持つはず、それでも何もなかったってことは』

「見てはいたし気づいていたってことだね」

うん、多分その時からあいつは私たちのことを知っている、腕のある殺し屋なんだ

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作者名:tanbarin | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya  
作成日時:2022年11月3日 3時

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