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この仕事は初めて尽くし。
それこそ学校でやらない勉強をたくさんするうちに、あっという間に2週間が過ぎていった
「なんということでしょう!?」
園長先生が帰ってくるからとわかばパークで待っていると大きな声が響いた。
みんなが力込めてリフォームしたわかばパークを見たらそうなるわな
「いくら物を充実させてもお前たちが子供たちの心に寄り添えていなかったのなら、この2週間分を働いたとは認めんぞ」
「おーい!渚!じゃ〜ん!何とクラス2番!」
渚が勉強を教えていたさくらちゃんが学校から帰ってきてテストを差し出した。やるじゃん渚
「Aちゃーん!あのね今日ピアノ教室でピアノを弾いたら先生に褒められたの気持ちがこもってますって!」
『つぼみちゃん!すごいちゃん、やるね!』
「ふふん当然!」
つぼみちゃんもさくらちゃんと同じで何か吹っ切れたみたいだね
「自分の一番得意な一撃を、相手の体勢が整う前にたたき込む」
『渚の言う通りだね、こんなふうに一撃離脱を繰り返しながら、戦える武器を増やしていこう』
「「だ、だったらこれからもたまには教えろよな」」
「『もちろん!』」
「(怖い奴らだ)」
「(本人たちも無自覚でやっているのが恐ろしい)」
「くそがきども…。文句の一つも出てこんわ」
その様子を見ていた園長が私たちに呆れながら言った
「お前らもさっさと学校に戻らんか。大事な仕事があるんだろ?」
園長は少し優しく笑いながら私たちにそう言った。やっぱ教育者なんだなちょっと殺せんせーと似てる、、かも?
「「またねー!」」
「A、またセッションしよう!」
『あいよ〜』
「楽しそうだったねA」
『んまぁね』
こうして私たちの特別授業は幕を下ろした。
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作者名:tanbarin | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2022年11月3日 3時