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「けっ…つまんねえそれでグレただけって話か？皆それぞれ悩みあんだよ
俺らんとこでコイツの面倒見させろよ、それで死んだらそこまでだろ」
そう言って寺坂を中心にした寺坂組のみんながイトナをとりあえずは引き取った。ここ数ヶ月で寺坂も変わったな
一応気休めとして対触手ネットをリメイクしたバンダナを作って触手が出ないように抑えてあとの4人に任せた
イトナの気を楽にするためにまずは村松の家でラーメンを食べさたり、吉田がバイクで盛り上げたり、狭間さんが心の闇を開いたりしていた。だけどイトナの触手は暴走をし始めていた
「俺は、適当にやってるお前らとは違う！今すぐ、あいつを殺して勝利を！」
「おいイトナ俺も考えたけどよあんなタコ今日にでも殺してぇってな。でもな、テメェに今すぐ奴を殺すなんて無理なんだよ
無理のあるビジョンなんか捨てちまいな、楽になるぜ」
そう言われてイトナは暴れるように寺坂に触手を当てるが、寺坂が触手に攻撃されるのは2回目で痛いだろうけど少し慣れているのかなんとか止めていた。あいつ本当馬鹿力ってやつだね
「イトナ、1度や2度負けたくらいでグレてんじゃねえ！
いつ勝てりゃいいじゃねぇか、あのタコ殺すにしてもな今殺れなくてもいい
100回失敗したっていい。3月までにたった1回殺せりゃ、それだけで俺らの勝ちよ」
「耐えられない…次の勝利のビジョンができるまで、俺は何をして過ごせばいい」
「今日みてえにバカやって過ごすんだよ。そのために俺らがいるんだろうが」
「あのバカさ、ああいう適当なこと平気で言う。
でもね、バカの一言はこういうとき力抜いてくれんのよ」
あぁそう言われると否定はできないね
イトナは寺坂に言われて焦っていることに気づくと共に、目から執着の色が消えていた
「今なら君を苦しめる触手細胞を取り払えます、1つの大きな力を失う代わりに多くの仲間を君は得ます
殺しに来てくれますね？明日から」
次の日
「来たか、もう壁壊して入って来んのは無しな」
「おはよー。そのバンダナ似合ってるね」
「おはようございます。気分はどうですか？」
「最悪だ、力を失ったんだから。でも弱くなった気はしない
最後は必ず殺すぞ、殺せんせー」
問題児、堀部イトナはこれでようやく私達のクラスに加入した
「おぃ村松。 金が無い。吐くの我慢するからラーメン食わせろ」
「あぁ！？」
ちなみに寺坂グループだ
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作者名：tanbarin | 作者ホームページ：http://kurakura.raraya
作成日時：2022年10月29日 22時
