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カエデの指示もあってかプリンが出来上がってきていた


『お疲れカエデ〜、いや本当にすごいね』

「鶏卵の生地からここまで1人で考えて手配したの?」

「うん。前から作ってみたかったんだ、諸経費も防衛省が出してくれるし最高の機会だと思ってさ」

それ聞くと烏間先生も結構大変そうだな

「そうと決めたら一直線になっちゃうんだ…私」

カエデは後ろから暗殺をそっと手助けをするタイプでサポート向きだと思ってたけど

好きなものをテーマにした暗殺となるとこんなに行動力があるとは思わなかった。



一晩冷やしプリンが固まった頃合いを見て冷却パイプを抜き取って、天井部の密閉ボルトを抜き取り型枠とプリン本体の間に空気を送り込む。そして外部を解除

型枠をプリンから離したらプリンの外面を緩めのゼラチンと寒天で滑らかに整えて、作ってたカラメルソースをかけてそのまま炙れば


「「で、出来たぁー!!」」

「やべー超うまそう!」

「あの下に爆弾ある事忘れちゃうね」

完成したプリンに全員が喜びながらそのプリンを見ていた。こうしてカエデ考案の巨大暗殺プリンが完成した。



しばらくして先生が連休から帰ってきた

「こ、これ全部先生が食べて良いんですかぁ!?」

「うん、廃棄卵を救いたかっただけだから」

殺せんせーは泣きながらカエデにお礼を言っていた。私たちは英語の授業だからと起爆を見るために教室に戻った


教室からでも分かる先生がプリンを食べる速さといったらすごかった

「起爆のタイミングは、周りのプリンが食べ進められ暗闇の画面がうっすら明るくなった瞬間」

竹林がこの間暗記した火薬を使い方を利用して爆弾の様子を教えてくれた。竹林に任せてよかったよかった

「プリン、爆破」

カエデはどこか名残惜しそうにプリンを眺めていた

『カエデ?』

・→←カエデの時間



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作者名:tanbarin | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya  
作成日時:2022年10月29日 22時

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