真面目の脳筋さんは暗殺中－３【暗殺教室】 (ページ33)

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その日の教室は静かだった。けどみんな竹林の考えや言ったことが納得できていなくて帰りに竹林に聞くことにした

「おい！竹林」

名前を呼ばれた竹林は私たちが来るであろうのを分かっているかのように落ち着いていた

「説明してくれないか、なんで一言の相談もないんだ」

「何か事情があるんですよね、夏休み旅行でも竹林君がいてくれてすごく助かったし普段も一緒に楽しく過ごしていたじゃないですか」

「賞金百億､殺りようによっちゃもっと上乗せされるらしいよ」

『分け前いらないんだ竹林､あんたって意外と無欲なんだね』

「…せいぜい十億円

僕単独で百億ゲットは絶対に無理だ。上手いこと集団で殺す手伝いができたとして僕の力で担える役割じゃ分け前は十億がいところだね」

竹林の家は代々病院を経営していて兄2人もそろって東大医学部、十億って金は竹林家族には働いて稼げる額。出来て当たり前、出来ない僕は家族として扱われない

竹林が十億手にしたとして家族が竹林を認めるなんてありえないと竹林が自分の家庭の事情を話していく

「やっと親に成績の報告ができたよ、トップクラスの成績が取れてE組を抜けられることを

「首の皮一枚つながったな」

この一言をもらうためにどれだけ血を吐く思いで勉強したか！」

あぁ、だめだ今すぐに止めたいけどその気持ち分かる。

「僕にとっては地球の終わりより百億よりも家族に認められる方が大事なんだ。裏切りも恩知らずもわかってる。君達の暗殺が上手くいく事を祈ってるよ」

そう言って竹林が立ち去ろうとするが、それを私と神崎さんが止めた。