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『あ、渚にカエデ』
「Aにカルマ君!」
「2人とも来てたんだ」
『暇なんでね』
その後私とカルマは最初までは途中で回ってたけどカルマが何か思いついたようにどっかに行ってしまった。なんだあの悪い顔は
『ってあれ、速水ちゃんに千葉じゃん。どうしたのその大量のおもちゃとかお菓子は』
「射的で出禁食らった」
「イージーすぎて調子のった」
あー確かにE組きってのスナイパーの2人からしたら祭りの射的なんて余裕だもんな
「ねぇーおじさん」
2人を見ていると横からさっき別れたカルマの声が聞こえた
「俺、今5000円使って全部5等以下じゃん?
糸と商品の残り数から4等以上が1回も出ない確率を計算すると
なんと0.05%、ホントに当たり糸あるのかなぁ?お巡りさん呼んで来て確かめてもらおっか」
「金返すから黙ってろ坊主、な?」
「いやいや返金のために5000円も投資したんじゃないのよ。ゲーム機欲しいなぁ」
『カルマ、お祭りの闇を暴いちゃいけないよ』
相変わらずねっちこい、最初から当たりなんてあるはずないって分かってたくせに。さっきの悪い顔はこれか
『あれ磯貝と前原たちも来て、って磯貝、何その金魚』
「さっき金魚すくいで取ってきたんだ!」
中学生でここまで金魚すくいを楽しんでる人初めて見たわ
「俺貧乏だからさ、これで一食分浮いたからありがたい!」
『そりゃあよかった。え?待って食べるの?』
「おう!」
『よ、よかったね。前原あれまじ?』
「あぁマジっぽいぞ」
い、磯貝がいいならそれでいいけどたべれるのね
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作者名:tanbarin | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2022年10月29日 22時