真面目の脳筋さんは暗殺中－３【暗殺教室】 (ページ21)

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全員が渚の見せた行動に驚いていた。才能はあるのはなんとなく分かってはいた、けどこんなことまで出来るの、あの時とはまた違う空気に少し私は怯えていた

「とどめ刺せ渚、首あたりにたっぷり流しゃ気絶する」

寺坂に言われて渚はスタンガンで鷹岡の首をそっとあげる。

「(殺意を教わった。抱いちゃいけない種類の殺意があるってこと

その殺意から引き戻してくれる友達の大事さも

殴られる痛みを、実戦の恐怖を、この人からたくさん教わった

酷いことをした人だけど、授業への感謝はちゃんと言わなきゃいけないと思った

感謝を伝えるなら､そういう顔をするべきだと思ったから)

鷹岡先生、ありがとうございました」

そう言って渚は鷹岡に感謝の笑みを浮かべながら首元の電流を流して鷹岡を気絶させた

全員が驚きと共に喜びのあまり一瞬空気が静かになった

「「「よっしゃあー！ボス撃破！」」」

全員が勝った渚の元に向かう

「肩かす」

『どうも』

今すぐ走りたかったけどお腹が痛すぎてそんな状況じゃないからカルマに肩を借りて渚の元に向かった。

「やるじゃん」

『ナイス暗殺』

「よくやってくれました渚君、今回ばかりはどうなるかと思いましたが安心しました」

殺せんせーは渚にそう言った

「うん、僕は平気だけど

でもどうしよう…鷹岡先生から奪った分じゃ足りない」

その言葉に全員がまた現実に戻されて悔しそうに黙る。

「とにかくここから脱出する、ヘリを読んだからきみたちは待機だ。特にAさんは受け身を取ったとはいえかなりの重傷だ。急いで見てもらったほうがいい、俺が毒使いの男を連れて来る」

「ハッ！テメェらに薬なんぞ必要ねえ」

そう言われて振り向くと後ろには先ほど倒したはずの殺し屋たちがいた

「ガキ共､このまま生きて帰れるとでも思ったか」

そう言われると全員が殺し屋に向かって戦う体制を構えた

「お前たちの雇い主はすでに倒した。戦う理由はないはずだ

俺は充分回復した、生徒達も充分強い。これ以上互いに被害が出る事はやめにしないか」

「ん、いいよ」

「諦め悪ぃ！え？いいよ？」

殺し屋の案外軽く返す言葉に全員は驚きながら殺し屋たちを見た