ラスボスの時間 ページ17
「殺し屋を雇い生徒達をウィルスで脅すこの凶行、血迷ったか」
「これは至極真っ当だぜ?これは地球が救える計画だ。おとなしく2人にその賞金首を持って来させりゃ俺の暗殺計画はスムーズに仕上がったのにな」
鷹岡の計画だとカエデを使う予定だったらしくその内容はひどく残酷で胸糞悪かった。
「全員で乗り込んで来たと気付いた瞬間は肝を冷やしたがやる事は大して変わらない。
お前らを何人生かすかは俺の機嫌次第だからな」
「許されると思いますか?そんな真似が」
殺せんせーは顔を赤くして怒っていた。
「これでも人道的な方さ、おまえらが俺にした非人道的な仕打ちに比べりゃな
屈辱の目線と騙し討ちで突きつけられたナイフが頭ん中チラつく度にかゆくなって、夜も眠れなくてよぉ!
落とした評価は結果で返す、受けた屈辱はそれ以上の屈辱で返す!
特に潮田渚!俺の未来を汚したおまえは絶対に許さん」
なるほどね背の低い生徒を選んだのは渚への逆恨みもあるってわけか。こいつはうちの親戚よりもクズだ
『つまり渚はあんたの恨みを晴らすために呼ばれたわけか』
「その体格差で本気で勝って嬉しい?俺ならもっと楽しませてやれるけど」
「いかれやがって、テメーが作ったルールの中で渚に負けただけだろーが。
言っとくけどな、あの時テメーが勝ってようが負けてようが俺等テメーの事大ッ嫌いだからよ!」
「ジャリ共の意見なんて聞いてねぇ!俺の指先でジャリが半分減るって事忘れんなよ!」
そう言われて私もカルマも寺坂も逆らえずに静かに黙った
「ちび、お前1人で上ってこい」
鷹岡はそう行ってヘリポートまで渚を行かせようとした
『どこまでも外道のクズが』
「黙れや、このくそ生意気な女がぁ!!」
鷹岡はそう言って私の方を向くと腹に思いっきり蹴りを入れた。
『ぐほっ!!』
私はその勢いで壁に投げられた。
「A!」
「てめぇは生意気なんだよ、俺の教育を簡単に止めやがるクズは躾をしなきゃいけねぇ
安心しろ潮田渚をぶっ殺したお前も一緒に教育してやるよ」
鷹岡にそう言われてカルマが鷹岡に手を出そうとしたのが見えた。私はすぐに止めた
『ダメだよ、カルマ。あんたはダメ、元々私がしたことだし手を出しすぎるとみんなが危ない
大丈夫、受け身の体勢くらい余裕で取れてるから。いって』
受け身はとれたけどたぶん肋は何本かいかれたなこれ
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作者名:tanbarin | 作者ホームページ:http://kurakura.raraya
作成日時:2022年10月29日 22時