真面目の脳筋さんは暗殺中－３【暗殺教室】 (ページ13)

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「す、すげーなんだ今の」

『漫画でいうところの峰打ちだよ。よく見るでしょ？バトルものとか忍者もので』

「しかもたった一瞬で」

『あれは鍛えられたんだよビッチ先生に。先生もターゲットを倒す時はすぐに動く、その方法を教えてもらってね、力加減とかはロヴロさんに教えてもらったのは

まぁけどここで使っちゃうのはちょっともったいなかったかな』

「す、すっげぇ」

「ここまで行くもんか普通」

ビッチ先生家にまできて教えにきたんだから当然だよ。あの人そういうとこはしつこいし、あと失敗したらキスせまられるから嫌と言うほど鍛えられたよ。今度2人に感謝しなくちゃ

『さてここに警備がいるってことはあとはもう少ない。それにここのコンサートホールは通るには目が行きやすい。だから多分ここにも敵はいる、気配は薄いけどね』

「Aさんの言う通りです警戒していきましょう」

〜コンサートホール室内〜

足音が1つ響く、静かなこの場所ではそれがよく響く。みんなもその音に息を呑む

男は私たちが隠れている席の方を見て何かを考えている。その瞬間牽制するかのように銃を撃つ

「言っとくがこのホールは完全防音だ。お前ら全員撃ち殺すまで誰も助けに来ねえ

おまえら人殺しの準備なんてしてねーだろ、おとなしく降伏してボスに頭下げとけ」

男が喋ってる瞬間速水ちゃんは銃を狙ったが惜しくも外してしまった。男はなにか確信したのか舞台の電気をつけた

「意外とうめえ仕事じゃねえか」

光は強くしかも逆光で舞台が見えづらくなっていて銃が見えづらい状況だった

「今日も元気だ､銃が美味ぇ！」

そういいながら速水ちゃんのぎりぎりの狭い隙間を通して撃った

「一度発砲した敵の位置は絶対忘れねぇ」

男は軍人らしく、一度の場所は忘れないためすぐに狙えたらしい

「さぁて､おまえらが奪った銃はあと一丁あるはずだ」

「速水さんはそのまま待機、今撃たなかったのは賢明です。千葉君、君はまだ敵に位置を知られていない！先生が指示をするのでここぞと思う時まで待つのです」

その声に男は慌てて先生の位置に気づいたものの先生の形態には傷がつかずにそれどころか先生は余裕顔で男を見ていた