真面目の脳筋さんは暗殺中－２【暗殺教室】 (ページ46)

今日:18 hit、昨日:9 hit、合計:18,625 hit

・ページ46

「あのホテルのコンピュータに侵入して内部の図面を入手しました｡警備の配置図も」

律の優秀さは本当にすごい。正面玄関と敷地一帯には大量の警備が置かれていてフロントを通らずホテルに入るのはまず不可能だけど

「ただ1つ、こちら側の崖を登った所に出入り口があります。まず侵入不可能な地形ゆえ警備も配置されていないようです」

「敵の意のままになりたくないなら手段はひとつ、患者10人と看病に残した2人を除き

動ける生徒全員でここから侵入、最上階を奇襲して治療薬を奪い取るのです！」

「危険すぎる！この手慣れた脅迫の手口、敵は明らかにプロの者だぞ」

先生の言うとおり手口のいい言い方といい作戦はもうプロそのものだと思う。

「大人しく私を渡した方が得策かもしれません。どうしますか？あなたがた次第です」

みんなは少し驚きと不安を持ちながら高い崖を見上げていた。

「ホテルにたどり着く前に転落死よ」

ビッチ先生でさえもみんなの様子を気にしていた。烏間先生は渋っていてカエデと渚にお願いしようとした

「いやまぁ崖だけなら楽勝だけどさ」

「いつもの特訓に比べたらね」

『言えてる』

そう言いながらみんなは一斉に崖をなんなく登り始めた。何も知らないビッチ先生は驚いて、殺せんせーは知っていたかのように笑っていた

「でも未知のホテルで未知の敵と戦う訓練はしてないから烏間先生、難しいけどしっかり指揮を頼みますよ」

「ふざけたマネした奴等にキッチリ落とし前つけてやる」

『いいとこどりなんて絶対許さないし』

「見ての通り彼等は只の生徒ではない。あなたの元には15人の特殊部隊がいるんですよ

さぁ､時間は無いですよ」

烏間先生はギリギリまで悩んでいたが決めたかのように目を瞑っていた

「全員注目！我々の目標は山頂ホテル最上階！隠密潜入から奇襲への連続ミッションだ

ハンドサインや連携については訓練のものをそのまま使う！いつもと違うのはターゲットのみ！3分でマップを叩き込め！2150！作戦開始！」

「「「おう！」」」