真面目の脳筋さんは暗殺中－２【暗殺教室】 (ページ45)

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「え？Aの父親って烏間先生と知り合いなの」

『一応ね父親は防衛省、いや軍事訓練の人間だから

今ここで父親にお願いしたいところだけど日本には今いないからどうしようもない』

理事長に頼んでもいや頼みたくないけど多分無理だ。親戚中漁っても多分対応できる人はそうそういない

「ふーん､そんなホテルがこっちの味方するわけないね」

「言うこと聞くのも危険過ぎんぜ！一番チビの2人で来いだ？このちんちくりん共だぞ人質増やすようなもんだろ

こんなやり方する奴にムカついてしょうがねえ！人の連れにまで手出しやがって

要求なんざ全シカトだ！今すぐ全員都会の病院に運んで」

『それはおすすめしないよ寺坂』

「Aさんの言うとおりだ。もし本当に未知のウイルスなら、対応できる抗ウイルス薬はどんな大病院にも置いていない

いざ運んで無駄足になれば患者のリスクを増やすだけだ。対症療法で応急処置はしとくから急いで取引に行った方が良い」

竹林の言ってることは正しい。打つてなしだ、殺せんせーが動けたらどうにかなったかもしれないけど

私たちの暗殺が下手にいいところまでいったせいで。敵の目的は殺せんせー、だけど渚とカエデをそう簡単に返してくれるかどうか。烏間先生も私もビッチ先生もどうするべきか悩んでいた

「いい方法がありますよ」

この空気を変えたのは殺せんせーだった。それと同時に律がスマホから殺せんせーに何かが完了した合図を出した

「律さんに頼んでおいた下調べも終わったようです。元気な人は来て下さい､汚れてもいい恰好でね」

私たちは不思議に思いながらも殺せんせーの指示に従って指定の場所へ向かった

そこはしてされたホテルの崖の下だった