真面目の脳筋さんは暗殺中－２【暗殺教室】 (ページ17)

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みんなのところへ向かうと、案の定殺せんせーがイトナ君に苦戦していた。水のハンデもあるけど頭上に原さんや吉田に村松がいるから不用意に動けないっぽい

「目的もビジョンもねぇ短絡的なやつは、頭の良い奴らに操られる運命なんだよ。だがよ操られる相手ぐらい選びてえ

奴らはこりごりだ、賞金持っていかれるのも気に入らねぇ、だからカルマにA。てめぇらが俺を操って見せろや

その狡猾なお頭で俺に作戦与えてみろ、完璧に実行してあいつらを助けてやる」

ふーん、いい目してるじゃん悪くないね

「いいけど、実行できんの？俺らの作戦、死ぬかもよ」

「やってやんよ、こちとら実績持ってる実行犯だぜ」

そう言って寺坂は私とカルマに作戦を聞いてきた。何も言ってないけどカルマの考えは大体わかった昨日のスプレーも絶対あいつ関係してるだろうしね

「よくも俺をだましてくれたな、許さねえ！」

そう言って寺坂はイトナにタイマンを貼りに行った。みんなもその様子に不安がっていた。けどいいんだよそれで

「あのシロは俺たち生徒を殺すのが目的じゃない。生きているからこそ殺せんせーの集中力をそげるんだ」

『だから寺坂にも言っといたよ、気絶する程度の触手は食らうけど逆に言えばスピードもパワーもその程度』

「死ぬ気で食らいつけって」

そういってイトナの触手に寺坂の服が絡まった。するとイトナは唐突にくしゃみをしだした。ビンゴ！

「寺坂のやつ昨日と同じシャツのままなんだ。変なスプレーの成分を至近距離でたっぷり浴びたシャツだってことだ。イトナだってただで済むはずがない」

『んでイトナ君に一瞬の隙をつけば、原さんは殺せんせーが勝手に助けてくれる』

「殺せんせーと弱点一緒なんだよね？じゃあ同じことをやり返せばいいわけだ」

そう言ってみんなはイトナに向かって水遊びのように水を浴びさせた。弱点は同じだからイトナも触手が膨れ上がっていた

「で、どうすんの？

俺らも賞金持ってかれんの嫌だし、そもそも皆あんたの作戦で死にかけてるし、ついでに寺坂もボコられてるし」

『まだ続けるって言うなら、こっちは楽しく水遊びするけど』

「(やはりこう言う時のAさんとカルマ君はおそろしくて強い味方になりますね)」

そのままシロとイトナ君は武が悪いため帰って行った