荒ぶる少女の蹴球 (ページ42)

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41話ページ42

「剣城！きてくれたんだな…ってあれ？」

『な、なんであなたがここに』

「俺は君の知っている京介ではない。京介の兄、剣城優一さ」

病院で何回もあった優一さんがなぜか足を怪我しているはずなのに普通に立ってここにいた。

『あの、足は』

「その話は後だよ、若者よ」

ん？この若者扱いする変わった喋り方…まさか！

振り向くとそこには

『お、お姉ちゃん！』

「えー！Aのお姉さん！」

ちょっとまって…優一さんがいるのにはもっと驚きだけどなんで優一さんもここにいるの。ここって過去なんじゃないの？2人ってもっと若いよね…あれ？

「話は後だ今はあいつらと戦おう！」

「は、はい！」

いやあの天馬、はい！って言われても私目の前に姉がいる状況で闘おうってどういう気分かわかってるかい？結局ワンダバの指示で優一さん、そしてお姉ちゃんが交代で入ってきた。お姉ちゃんってサッカーできたの？

「俺嬉しいです、優一さんとサッカーができて」

『お姉ちゃん…サッカーって』

「誰の姉だと思ってるの？」

あぁいやできないなんて思ってないし、そもそも私お姉ちゃんが昔やってたからやったわけだし

「それにあの人と一緒にプレーができるなんて」

「あの円堂守とサッカーって光栄でしかない」

どうやら年齢は今まで通りっぽいけど

「ほら、考えてても始まらないからやるよ」

お姉様？今あなたにそれを言われたくないんです、原因あなたなんですけど

試合再開のホイッスルがなるといきなり優一さんが相手からボールを奪った。すごい早い、しかもその動きのままお姉ちゃんとDFに向かっていってる。まるで私と京介みたい

「天馬君、Aちゃん、稲荷。化身だ！」

「あいよ」

「『はい！』」

え？化身？

「魔戦士ペンドラゴン！」

「酒獣ヤシオリ！」

そういってお姉ちゃんと優一さんは化身を出した。

「「アームド！」」

嘘でしょ