荒ぶる少女の蹴球 (ページ33)

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32話ページ33

「どうなってるんだ、サッカー部がなくなっただけじゃない。みんなサッカー部のことを忘れてしまっている。なんで、みんなサッカーのことあんなに好きだったのに、なんでサッカーを忘れられるんだよ」

河川敷には夕陽に照らされながら座り込む天馬がいた

『天馬ー！』

声をかけると天馬は涙目でこっちに駆け寄ってきた

「『俺のことわかる？/サッカー部どこ！？』」

私が聞こうとしたことと天馬が聞いたことは逆の意味で一瞬何が起こったかわからず2人で話し合ったら。天馬も同じ状況になっていて他のみんなもサッカー部のことを覚えていなかった

『サッカーが消えてるって言うの』

私たちは河川敷で野球をしている少年たちを見てそう思った

『誰！』

後ろに何か気配を感じてみると謎の格好をした少年が後ろに立っていた。

「NO サッカーは消えていない」

天馬の知り合いかと思ったけどどうやら初対面のため、また知らない人に声をかけられた…

「サッカーの消去は不完全だ松風天馬これよりお前からもサッカーを消去する」

こいつ…何を言っているの厨二病にも程がありすぎるべ

「私はアルファ私の使命はサッカーを消去すること残る痕跡は松風天馬お前だけのはずだ

…なぜ貴様がいる月城A、貴様のインタラプトは既に消去したはずだ」

インタラプト？いやなんでいるって言われてもあんたが何を言ってるかまず意味わからん

「痕跡？俺たちだけ？まさかお前のせいなのか雷門が変になってるのは」

「そうだ」

あ、普通に認めるんだ…ってそうじゃなかった、なんでこいつそんなことを

「サッカーを返せみんなを戻せ！」

『厨二病ロボット！』

「NO。我々が行うべきはその逆サッカーの完全消去」

『あ？偉そうに言ってんじゃねぇぞ』

ちょーっと何言ってんのかわからないけどサッカーの消去なんてそんなバカみたいに言われるのは癪に触るんだよね、坊主が

「拒否はできない」

そういうとアルファとか言ったロボットはなにかチップを取り出すと空中にボールを浮かばせた

『天馬下がって！』

だけど対応する前にアルファが天馬へと近づき2人そろって階段の下へと落ちて行った。まずい！こいつを天馬に近づけたら危険、体がそう感じとったのか私も2人を追いかけた