荒ぶる少女の蹴球 (ページ21)

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20話ページ21

試合当日

雷門は監督たちを助けるためにゴットエデンの中へ入っていった。中は空気が澱んでいて選手たちを無理やり訓練させている環境が見えた

『人を無理やり訓練させる環境なんて…こんなの』

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「いい、簡単なことよ。まず力を示せばいいは…神の子として」

『離してよ！おばあちゃん！嫌だ！痛い！熱い』

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「おい、大丈夫か」

『あ、ごめん』

スタジアムに入るとフィフスセクターによって訓練させられゴーグルをつけている選手たちが席に座り雷門を囲んでいた。

スタジアム全員が雷門にとって敵という状況だった

『うるさい(人の声が聞こえるこのうるさいとこは…もう嫌だ)』

「改めて言うが、君たちが負けた場合シードになるための教育を」

「何度言っても俺たちの答えは決まっている！」

「拒否はできないのだ、君たちが勝たない限りここから出ることはかなわないのだ！

いでよ！究極の選手たち！」

牙山の合図でスタジアムに光が灯り雷門の目の前に11人の選手たちが立っていた。だがそれは前に戦ったアンリミテッドシャイニングのメンバーとは違っていた

『やっぱり…いたんだ』

そこにはシュウやエンシャントダークのメンバーもいた。驚く中でシュウは天馬たちに自分の意志で敵にいることを話した。

この２チームすべてと戦ったことが彼らの計画の全てだと知らされ天馬はショックを受けていた

「彼らは、光と影、静と動、プラスとマイナス。そして究極のチームゼロが誕生する！」

「思い知らせてやるぞ、常に頂点を目指してきた俺たちの力を」

「天馬、サッカーは人価値を決める道具でしかない。力がなければ大切なものすら守ることができないんだ」

零戦が始まるホイッスルがスタジアムに鳴り響いた