荒ぶる少女の蹴球 (ページ18)

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17話ページ18

『急に話しかけてきて偉そうに言わないでくれる』

「ここは僕たちエンシャントダークの森だ、余所者は出ていってもらう」

『人を覗き見しといてその言い方はどうかと思うけど？』

「なんだと」

『あ？』

Aは目の前の少年の性格にイラつき一歩前に出ようとしたが天馬と剣城に停められており、天馬が少年に声をかけた

「君たちの森なら頼みたいことがあるんだ！ここで俺たちは特訓したいんだ、俺たちは仲間を助けるためにあるサッカーチームに勝たなきゃならないんだ！」

「わかった。もしサッカーで僕たちに勝つことができたら、認めてあげるよ」

少年はボールを雷門に渡して、ここの森のことをかけて戦うことになった。

『そこのダーク』

「何かよう」

Aが腕を組んで少年の前に立ち全員がやばいと青ざめた

『あんたってさ…この島のさそもそも人？』

「…！言っただろ僕たちの森だって」

『そういうわけじゃ』

Aが声をかけようとしたがメンバーに止められてグラウンドへと運ばれていった。

「(そもそも人かぁ…そういえば神社の人間だったけ、そういう感なのかな)」

試合の最初は雷門が優勢のようには見えたがエンシャントダークが研究してくるように動きに慣れてきていた。

『行かせない』

「へぇ…君なかなか動けるね」

『舐めないでほしいかな』

Aと先ほどの少年がボールの取り合いをしていたが、パスの繋ぎで抜かれてしまい。エンシャントダークが強いパスで雷門を圧倒してきていた

『八岐！』

「その技は使うな！」

京介の言葉で一瞬迷いが出てAもその場で吹き飛ばされてしまった。最終的にゴールはされたがシュートの途中で天馬がヤギを助けてメンバーはそのヤギに夢中になっていた

なぜかは分からないが少年たちはそこで試合を中断し最初の少年以外はどこかへ帰っていった。少年はシュウという名前で先ほどとは違い森を自由に使っていいということになった

「そこの君も面白かったよ」

『天馬とは違う意味っぽいけど』

「女の子とは思えないほど暴れてて面白かった」

『褒めてないよねそれ』

「「まぁまぁ」」