二拾八話 ページ29
土方「アイツもお前のこと狙ってんのか」
『なんの理由で狙っているかはわかりません...鬼と狐のあいだに生まれた子は純血の鬼ではないので...利用価値はないと思います』
千「...Aちゃん...風間は本気であなたを狙ってる...ここにいては」
『...私は皆さんのそばにいたいそれは変わりません...でも...皆さんに迷惑はかけたくありません...こんな化物の私を庇って傷つくのはみたくありません』
近藤「...わかった...」
永倉「近藤さん！」
近藤「君がここから離れることを許可するわけにはいかない...」
『えっ』
近藤「君は我ら新選組の隊士であり大切な人でもある...化け物だろうがなんだろうがそれは変わらない...俺達が君に対する想いも何ら変わらない...君がここにいたいと願うのならここにいればいい」
『近藤...さん...でも皆さんが傷つくのは...』
土方「ガタガタ言ってんじゃねぇよ.....俺らはなそんなヤワじゃねぇだ...惚れた女も守れねぇでこの国守れるわけねぇだろ」
『土方さん...』
原田「だな...惚れた女が狐だろうがなんだろうが変わりはしねぇ...お前を守るただそれだけだ」
『原田さん』
沖田「まぁ君は意外に弱虫だから...僕が守ってあげるよ...Aちゃん」
『総司君.....お千ちゃんごめんなさい...私ここに居る』
千「わかった...また何かあったら言って」
そう言ってお千ちゃんは帰るため部屋から出て千鶴ちゃんは見送りに行った。
山南さんはまた自室に戻って近藤さん戻っていき他のメンバーが残された。
永倉「いやぁそれにしてもビビったぜ...いきなり告白なんてしやがるからなぁ」
原田「土方さんが言っちまったら言うしかねぇだろ...負けたくねぇからな」
土方「生憎だか...俺も負ける気はねぇ」
沖田「ちょっと忘れてません...この子は僕のなんですから...2人には渡しませんよ」
そう言っては総司君は私の手を取って部屋から連れ出されてしまった。
無言の総司君の後ろを腕をひかれながら歩いていくと総司君の部屋については中に入った途端に襖を閉められては後ろから抱きしめられた。
『総司君？』
沖田「...まさか2人に先越されるなんて...」
『なにが？』
沖田「君の事ずっと見てたとは僕なのにね.....ずっとずっと一人の女の子として」
『えっ...』
沖田「好きだよ...A」
耳元で言われた言葉に私は驚き目を見開き顔を赤くした。
そして首元を出され首筋に総司君の唇の感触がしチクリと痛みがあると思えば離れていった
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みつき - すごく面白かったです！更新お待ちしております(*´∀`)♪ (2020年8月21日 14時) (
レス) id: e32166ccbd (このIDを非表示/違反報告)
愛梨沙(プロフ) - 面白いです。続き気になります。更新頑張ってください (2019年11月11日 10時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒き怪盗 | 作成日時：2018年9月17日 2時
