３ ＆ 移行のお知らせ ページ50
Aside
次の瞬間、私はさっきと同じ
ベランダの上に立っていた。
(海李君…！！)
心の中でそう叫んでも
海李君の姿はもう見えない。
一気に寂しくなって、
目の前が滲んでくるのを感じた。
思わずその場にしゃがみ込むと、
カランと音を立てて
ポケットから何かが床に転がった。
あ…海李君の笛…
そういえば、
海李君は“笛を吹いて”って言ってた。
それに、この笛を袴塚さんから受け取った時も、
“海李の魔力が込められているから、
困った時に使ってほしい”って言われた気がする。
声が出ない今、
この笛が救世主のように思えた。
私はその小さな笛を両手で持ち、
そっと口元に近付ける。
そして、一つ深呼吸をした後、
笛の中にたっぷりと息を吹き込んだ。
ピィーーーーーーー
その綺麗な音色は、
この城を覆う森の中に
木霊となって響き渡った。
歌えなくなった私を
いつも癒してくれた音。
その音が、私の体ごと
温かく包んでくれるようだった。
でも暫くすると音が止み、
また強い風の音だけが聞こえてくる。
海李君は
“
STONESの皆が
助けに来てくれないかな…。
そう思った次の瞬間、
私の後ろのドアがドン！と音を立てて崩れ落ちた。
A「…！」
疾「さぁ、もう逃げられませんよ」
そこにいたのは騎士ではなく、
まさにこの強風の中に立つ
＊ ＊ ＊
＜移行のお知らせ＞
Aさんへ
いつも読んでいただき
ありがとうございます！
ここで移行したいと思います。
また、お気に入り登録や評価ボタン、
お気に入り作者への登録、コメントを頂いた皆様、
本当に感謝感謝です…泣
ぜひ今後もボタンを押して頂いたり、
コメントを頂ければ、
とってもモチベーションに繋がります！
よろしくお願い致します。
また、今回は更新まで時間がかかってしまったり、
1話ずつしか更新できない時がありました。
今後も、私の都合で亀更新となりそうです…。
申し訳ございませんが、ご理解願います。
さて、全体のお話は3分の2くらいまで来ております。
え、まだ3分の1もあるの！？と思いますよね…。
私も思います…。
でも最後まで構想は完成していますので、
あとは書くのみ…！
ということで、まだ少し続きますが、
これからも読んで頂けたら嬉しいです。
引き続き続編もよろしくお願い致します。
2021年4月27日 こあらっこ。
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こあらっこ(プロフ) - さくらさん» さくらさんにまたコメントして頂き本当に感謝です！嬉しいです〜（泣）お待たせしてしまい申し訳ございません、近々アップ出来る様に頑張りますね！いつも楽しく読んで頂いてるとの事で本当に嬉しいです！ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します！ (2021年3月7日 15時) (
レス) id: e1db37f72a (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 楽しく読んでいます。忙しいと思いますが更新楽しみにしています。 (2021年3月7日 14時) (レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こあらっこ | 作成日時：2021年2月25日 16時
