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Aside
私は無心でミシンを動かし、
毎日、皆の夏服を縫っていた。
ダダダ…というミシンの音を聞いていると、
何も考えずに没頭出来た。
まずは大我の夏服が完成したから
見てもらおうと思い、
大我の部屋をノックする。
大「は〜い、どうぞ〜」
部屋の中からいつも通り
緩い返事が聞こえたので、
クスっと笑いながらドアを開けた。
すると、大我はベッドに腰かけて
ギターを弾いていた。
A「わぁ…！」
大「Aじゃん。どうしたの？」
A「あ、うん。
大我の夏服が完成したから
見てもらおうと思ったんだけど…
本物のギター初めて見た！」
大「あ、マジで？」
私は大我の前にあるラグに座り、
ギターを真っ正面から見た。
すると、大我がギターをジャーンと鳴らした。
A「綺麗な音…！」
大「ギターの音好き？」
A「うん！」
大「じゃぁ、毎日弾いてあげるよ」
A「本当！？やった！」
私が喜ぶと、大我も嬉しそうに
弦を何個か弾じいた。
大「Aは？何か楽器弾ける？」
A「ううん…楽器は触ったことないな…。
あ！でも海李君から笛をもらったんだった！」
私はポシェットから笛を取り出し、
大我に見せた。
大我「これはオカリナかな…？」
A「オカリナ…？」
大我「笛の一種だよ。
あ！じゃぁさ、
A今日から笛吹く練習しない？
俺がギターで伴奏するからさ！」
A「え、凄い！やりたい！」
私は心からワクワクした。
大我も楽しそうに「ヒヒヒ」と笑った。
大「じゃぁ、まずは
音階を見つけないとね…」
A「音階？」
大「うん、ドレミファソラシドはわかる？」
A「聞いたことはあるけど…
私、楽譜読めなくて…」
大「大丈夫だよ、俺も読めないから(笑)
とりあえず、どれが“ド”の音か
笛を吹きながら探してみよう」
私は大我に言われた通り、
笛に息を吹き込んでみた。
すると、柔らかくて綺麗な音が出た。
大「う〜んと…“ド”はこの音だから…」
大我はギターの弦を弾きながら
“ド”の音を教えてくれた。
私はその音になるように
笛の穴を押さえる位置を変えていく。
A「あ、これかな？」
大我の弾く“ド”の音と
同じ音が笛から鳴った。
大「それだ！次は“レ”ね…」
大我は一つ一つ丁寧に教えてくれる。
実は面倒見がいい事は
慎ちゃんとのやり取りとかを見てもわかる。
その後の大我との“音楽の時間”は
私の心に温かく寄り添ってくれた。
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こあらっこ(プロフ) - ストーンズ大好きさん» とても嬉しいお言葉ありがとうございます〜（泣）そう言って頂けると、書く活力になります！続編もお待たせしてますが、近々アップ出来ると思うので、またここでお知らせさせて頂きます。ストーンズ大好きさんに楽しんで貰えるように頑張ります！よろしくお願いします! (2021年1月13日 20時) (
レス) id: e1db37f72a (このIDを非表示/違反報告)
ストーンズ大好き - とても面白かったです。続きを楽しみにしています。 (2021年1月13日 16時) (レス) id: bed5abf654 (このIDを非表示/違反報告)
こあらっこ(プロフ) - *神奈月*さん» 大変恐縮なコメントありがとうございます…！しかも全て読んで頂いたとの事で嬉しすぎます！これからも、皆の苦悩や成長、わちゃわちゃ感を伝えられるように頑張ります！お話はまだまだ続く予定ですので、末永く応援の程よろしくお願い致します！ (2020年12月6日 15時) (レス) id: e1db37f72a (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - コメント失礼致します……！とても面白い作品で全てのお話を見させていただきました！！続きがとても楽しみです！！更新お待ちしておりますm(_ _)m (2020年12月6日 2時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
こあらっこ(プロフ) - かえるさん» ご返信ありがとうございます！そうなんですよね〜jsygは書いてても楽しいですwただ、今後はhksnやkmjrの過去話なんかも出す予定なので、そちらも引き続き応援よろしくお願いします！ (2020年12月2日 6時) (レス) id: e1db37f72a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こあらっこ | 作成日時：2020年12月1日 15時
