波風に揉まれたって１ ページ45
優吾side
樹「うわぁ〜！きれぇ〜！」
ジェ「おっしゃれ〜！！」
目的の服屋に着くと、ジェスと樹の二人が
語尾にハートを付けながら
異様に騒ぎ始めた。
大我も珍しくキャッキャしているし、
多分皆、大人しくなった慎太郎に
気を遣ってんのかな。
優「それにしてもお前らうるせぇ！」
店員さんにジロっと見られたから、
俺は3人を冬服コーナーへ
グイグイ押して行った。
A「慎ちゃん、行こ？」
まだショボーンとしている慎太郎は、
Aが手を取って連れてきてくれてるし、
北斗も服を見るフリをしながら
最後尾を担ってくれている。
なんかこういうSTONESの物言わぬ気遣いに、
俺は思わずフフッと笑ってしまった。
冬服コーナーに着くと、
皆好きな服をドンドン籠に入れていった。
慎太郎も、皆に変な帽子やら
毛皮のコートやらを着せられている内に
「ちょい待てーい！」と
いつもの調子を取り戻している。
優「良いのあった？」
A「うん！寒がりだから
いっぱい買っちゃった！」
そう言ったAの手には
大量の毛糸。
優「編み物もできるの？」
A「うん！でもまだ
マフラーとか帽子しか編めないけどね…。
皆にも編んであげたいし、それに…」
その後「キューにも…」って言ったAは
ちょっと寂しそうに笑って言った。
まだ戻らない相方のハリネズミは、
Aにとっては家族であり、
生まれた時から一緒にいる親友だ。
優「…キューにセーターとか着せたら
絶対可愛いだろうね」
A「うん…私もそう思うの」
俺が毛糸を持つのを手伝いながら言うと、
Aも小さく微笑んだ。
こうして店員が目を丸くする程
服や靴を大量に買い込んだ俺達は、
「ぜひまたお越しくださいませ！」
という声に見送られながら店を後にした。
そしてすぐ脇の路地裏で、買ったものを
Aのオレンジ色のポシェットに入れてもらい、
俺達はまた手ぶらになった。
北「あとは食材も買いたいな〜」
優「そうね、日が暮れる前に買って帰ろう」
そう言って路地裏から出ようとした次の瞬間、
全員の足が一斉にピタッと止まった。
樹「ねぇ…殺気を感じるのは俺だけ？」
ジェ「いや、まさにそれ」
そう、俺も何か嫌な感じがした。
ジトっと見られてるというか…。
優「A、俺達の真ん中に来て。
皆は全方位に注意…！」
全「ラジャ…！」
その視線がどこから来ているのかわからず、
俺達はAを庇うようにして
武器を手に取った。
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こあらっこ(プロフ) - 祐莉さん» 過去のコメントを見つけるのも速い（笑）！さすが祐莉さん！いつも温かいコメントありがとうございます。頑張ります！祐莉さんもお身体にお気を付けてお過ごしください！ (2021年9月9日 8時) (
レス) id: b57f8e4ed6 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - 返信ありがとうございます。4にてコメント発見しました！(年齢・あるメンバー)何となく今後の展開のヒント分かりました！今後も応援してます！身体に気をつけて！ (2021年9月8日 15時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
こあらっこ(プロフ) - 祐莉さん» さらに、以前祐莉さんから頂いたコメントへ返信した中に、今後のヒントがあるかも・・？です！これからも祐莉さんに楽しんでいただけるように頑張りますね！引き続きよろしくお願いします！ (2021年9月8日 0時) (レス) id: 36aa9b4b33 (このIDを非表示/違反報告)
こあらっこ(プロフ) - 祐莉さん» コメントありがとうございます！しかも、めちゃくちゃ読み込んで頂いてて嬉しいです・・。さらに鋭い考察にもドキッとしております(笑)私より詳しいかも・・・(笑)ぜひ今後も色々と考察して頂けたら作者冥利につきます！ (2021年9月8日 0時) (レス) id: 36aa9b4b33 (このIDを非表示/違反報告)
祐莉 - 今後エルさんが他の3人や主人公ちゃんに会うのか？の展開も含め、今後も応援してます！ (2021年9月7日 21時) (レス) id: ea9cf53e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こあらっこ | 作成日時：2021年9月3日 8時
