NEW WORLD ～6つの原石～２ (ページ7)

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ハンター１ページ7

優吾side

俺は図書館のような
本がたくさん並んでいる場所に
突っ立っていた。

なんでこんなところにいるんだろう？

そんな事を考えながらふと前を見ると、
男の人が1人立っていた。

俺より少し背丈の高い黒髪の人。
その人の指には
黒い石が付いた指輪…

するともう1人、男の人が
手を振りながら黒髪の人のもとへ走って来た。

俺と同じくらいの背丈で茶髪の人。
その人の腕には
緑色の石が付いたバングル…

あの石は

俺たちの石と同じ形のものだった…。

優「…」

ここで俺は目が覚めた。
物凄くリアルな夢だった。

あと少しで2人の男の人に触れそうな…
そんな夢だった。

父さんが言うように、
俺の魔力が上がっているのか、
夢の鮮度が上がっている気がして
少し嬉しくなった。

それに…あの石…

俺は無意識に自分の左手首にある
羅針盤を触った。

赤はジェシー、黄色が俺。
次は、黒と緑の石を持つ人を
探せばいいのだろうか。

後でジェスにも相談してみよう。

隣ではまだジェスが寝癖を爆発させて、
どうすれば布団がそんな場所に行くのか
という寝相でスヤスヤと寝ていた。

俺も頭を触ると
ジェシーに負けず劣らず
寝癖が凄いことになっていた。

とりあえず、
ジェシーを起こして
身支度をする事にした。

そしてやっと出会えたAにも
色々と話さなきゃな。

これまでのこと、
そしてこれからのことを。