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ジェシーside
あと３人…
そう思ったとき、
ものすごく集中していたはずなのに、
後ろから襲ってきた人に気づくのが１テンポ遅れた。
咄嗟に防御の姿勢を取りつつ、
相手の振り上げた脇が甘いことに気付いた。
俺はそのまま相手の膝まで一気に近づき、
足を持ち上げて剣を振り降ろして
無事１本取った。
あぶないあぶない・・
そのあとは
くるくると回りながら、
剣を右から上からと自由自在に操って
２人まとめて１本取れた。
これで全員から１本取れた
あとは審判が何というか…
審判「ジェシー１０本、対戦相手０本！」
ジェ「…！！ありがとうございます…！」
クリアできた…！
そう思った瞬間、優吾と目が合った。
優吾も思い切り笑顔でガッツポーズを作っていた。
(本当は叫びたかったけど、
一礼をしてコートを出るまでは我慢した)
そして優吾の元まで行くと
お互い無言でガシッと手を握る。
もう何も言わなくても優吾が言いたいことは分かっていた。
優吾(よくやった！次は俺の番だな)
俺も心の中で(頑張れー！！)と叫んだ。
そして今度は優吾が
優吾パパの前に立つ。
神官の式服は
よく神主さんとかが着る着物を思い浮かべてくれたら
わかりやすいと思う。
全体的に薄い黄色の狩衣(かりぎぬ)を着て、
下には爽やかな水色の差袴(さしこ)を履いている。
頭には烏帽子(えぼし)をつけていて、
その式服は優吾にとてもよく似合っていた。
優吾は小さくふ〜と深呼吸して、
合掌しながら深くゆっくりと一礼した。
顔を上げた優吾は
どこか遠くを見つめるように目を細め、
いつもの「何かが憑依したような」
集中した表情になった。
そしてその表情は
冷静で、静かで、
「何も見ていないように」感じられた。
この顔になった優吾は
めちゃくちゃ凄いんだよなぁ…。
優吾は昔からよく
俺らが目に見えない「何か」が見えたり、
優吾パパと同じように
「予知夢」のようなものを見ることがあった。
その時は大抵今みたいな表情になった。
話しかけても答えないし、
どこか別な世界に意識が集中しているようだった。
いつもはぽわ〜っとしてて
くしゃくしゃでキラキラの笑顔なのに、
この表情になった優吾はいわば
「スイッチが入った状態」になる。
ほんっと、このギャップが末恐ろしい・・
俺はうっすらと鳥肌が立ったのがわかった。
そして優吾はスッと腕を上げて
静かにゆっくりとした動きで
踊り始めた。
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こあらっこ(プロフ) - さくらさん» ご返信ありがとうございました。こちらこそ、わかりずらい文章で申し訳ございません。12章にもコメント頂き、ありがとうございました！引き続きよろしくお願い致します！ (2021年10月27日 16時) (
レス) id: b57f8e4ed6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 回答ありがとうございます。すいません。勘違いしてました。 (2021年10月27日 14時) (レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
こあらっこ(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！そしてわかりずらくてスミマセン…。これは、いつも20体相手にしてるんだから10人なんて楽勝だという事を言いたかったんです…。文章力無くてスミマセン…。 (2021年10月26日 20時) (レス) id: 36aa9b4b33 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - いつも俺の魔術で創った人型(ひとがた)２０体相手に→10体だと思います。 (2021年10月26日 20時) (レス) @page9 id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こあらっこ | 作成日時：2020年3月8日 18時
