試されるとき１ ページ5
ジェシーside
練習着に着替えた俺は
優吾が来るのを待つ。
村の道場は俺んちの裏にあるから、
いつも優吾と待ち合わせてから向かってる。
窓から優吾が向かって来るのが見えたから
外へ迎えに出た。
すると優吾の家の前には
村中から人が集まって来てて、
「誕生日おめでとう！」とか
「今日頑張れよ！」とか
色んな人に声を掛けられてる。
村中の人達も
今日が俺と優吾にとって
大切な日だって知ってるんだな。
優吾は照れ臭そうに
「は〜い」と笑いながら
足早にこちらへ向かってくる。
俺もそんな優吾の姿を見て
嬉しくなる。
優吾はいつも、優吾パパとか
雅紀兄さんみたいになりたいって言ってたけど、
優吾にだって十分人望がある。
実は俺が小さい頃、この赤髪が珍しかったのか
皆あまり近づいてこなかった。
(あ、今では俺も超人気者よ！？
安心してね！)
でも優吾だけは
絶対見た目で判断しなかった。
俺のことを守ってくれてたし
いつも一緒に居てくれた。
俺が優吾の身長を追い抜いた頃には
一緒に温泉でも行こうって
2人で隣町まで旅行しに行った事もある。
(まぁ雅紀兄さんの家に
泊まっただけだけどね…)
そんな優吾は物心ついた時には
優吾パパの後継者として
神官になる事が決まっていた。
雅紀兄さんも
武道や剣術はめちゃくちゃ強いけど
優吾ほど魔力は無かったらしい。
普通さ、こういうのって
後継者争いっていうじゃない？
でも優吾も雅紀兄さんも
どこか抜けててぽわーんとしてるから
優吾が後継者って決まっても
2人は仲良しのままだった。
そして優吾の力は本当に凄くて
最近では優吾パパが見せた魔術は
一度練習すれば出来るらしい。
まぁ…ただ…
優吾には唯一苦手な魔術があるんだけどね…
今日は、今日こそは成功しないといけない
だから、この日まで優吾は
寝る間を惜しんで練習してた。
そしてそんな俺も
優吾に置いていかれないように必死だった。
優吾が魔術を極めるなら、
俺は武道や剣術を極めようと思った。
優吾と一緒に
それこそ朝から晩まで練習した。
そうしてるうちに、
今では俺も村で一番強くなった。
特に剣術では
優吾パパや雅紀兄さんにも
勝てるようになった。
これで優吾と一緒にいれる！
え、幼馴染なんだから
これからも一緒にいれるじゃんって思った？
そう！
俺もそう思ってたんだよね〜
でも、優吾が神官見習いになるって決めた時、
優吾パパからある話を聞かされたんだ…
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こあらっこ(プロフ) - さくらさん» ご返信ありがとうございました。こちらこそ、わかりずらい文章で申し訳ございません。12章にもコメント頂き、ありがとうございました！引き続きよろしくお願い致します！ (2021年10月27日 16時) (
レス) id: b57f8e4ed6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 回答ありがとうございます。すいません。勘違いしてました。 (2021年10月27日 14時) (レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
こあらっこ(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！そしてわかりずらくてスミマセン…。これは、いつも20体相手にしてるんだから10人なんて楽勝だという事を言いたかったんです…。文章力無くてスミマセン…。 (2021年10月26日 20時) (レス) id: 36aa9b4b33 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - いつも俺の魔術で創った人型(ひとがた)２０体相手に→10体だと思います。 (2021年10月26日 20時) (レス) @page9 id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こあらっこ | 作成日時：2020年3月8日 18時
