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ジェシーside
2階へ上がると、客室が4室くらいあった。
俺たちはその一番奥の部屋に通された。
部屋は8畳くらいの和室で、
二人で寝るには十分な広さだった。
今までテントで寝てたしね。
それに比べればheavenですよ！
しかも
テントやら食料やらを背負って歩いていたから、
荷物を置いて歩けるのは有り難い。
ちょうどお昼くらいになったから、
さっそく市場へ向かうことにした。
下へ降りて玄関に行くと、
優吾が夕食の時間をオキノさんと話し合っていた。
１８時からに決まったみたいだから、
十分買い物ができる。
ジェ「ちなみに、今日は俺たち以外に
お客っているんですか？」
オキノ「あぁ、昨日から泊まっている子がいるね。
その子も市場に行ってるよ。
夕食は同じ時間になってるから、
帰ったら会うかもしれないね」
優「その『子』…？若い方なんですか？」
オキノ「若いも何も…
まぁ、帰ったらわかるよ。
さぁさぁ、明るいうちに行っておいで。」
若干濁されたけど、
オキノさんの言う通り
早めに市場へ向かうことにした。
市場は歩いてすぐの場所にあった。
俺たちの村とは比べ物にならないくらい
大きな市場だった。
色とりどりの食べ物が売ってあったり、
武器も剣から銃から弓から
何でも揃っていた。
俺は興奮して手あたり次第お店に入って
優吾におねだりするも、
すべて却下される。
そういう優吾も
いつもよりテンションが高くて、
俺のボケに突っ込みつつ
財布と相談しながら食料を真剣に選んでいた。
(財布と相談というのは例えではなくて、
本当に財布に話しかけてるんだよ…
優吾って時々恐ろしいよね)
そうやって歩いていると、
俺のお腹がぐーぐーと鳴り始めたので、
定食屋に入ることにした。
運ばれてきた焼き魚定食を前に、
俺も優吾も目を輝かせて箸を取った。
しばらくおにぎりと味噌汁だけだったから、
おかずがあることに泣けてくる…。
優・ジェ「いただきまーす！！」
勢いよくご飯と味噌汁を掻き込む。
しばらく、俺たちは無言で
黙々と食べ続けた。
目の前の優吾も、珍しく
一心不乱にお米を掻き込んで頬張っていた。
すると、優吾がいきなり
目を見開いて立ち上がった。
優「んーーーー！！！」
優吾は箸を持ったまま、
店の外を指さした。
何事かと思ってその指が差す方を見ると、
紺色のコートを着てフードを被った小さな子が
店の前を通り過ぎ、市場を走っていったのだ。
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こあらっこ(プロフ) - さくらさん» ご返信ありがとうございました。こちらこそ、わかりずらい文章で申し訳ございません。12章にもコメント頂き、ありがとうございました！引き続きよろしくお願い致します！ (2021年10月27日 16時) (
レス) id: b57f8e4ed6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 回答ありがとうございます。すいません。勘違いしてました。 (2021年10月27日 14時) (レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
こあらっこ(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！そしてわかりずらくてスミマセン…。これは、いつも20体相手にしてるんだから10人なんて楽勝だという事を言いたかったんです…。文章力無くてスミマセン…。 (2021年10月26日 20時) (レス) id: 36aa9b4b33 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - いつも俺の魔術で創った人型(ひとがた)２０体相手に→10体だと思います。 (2021年10月26日 20時) (レス) @page9 id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こあらっこ | 作成日時：2020年3月8日 18時
