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ジェシーside
優吾は防御の姿勢を取ったが
盾を出すのは間に合わなかった。
ただ、優吾自身にも結界を張ってたお陰か、
黒い影の攻撃は目に見えない壁に
「ｶﾞﾁｯ」と音がして阻まれた。
黒い影はさっきと同じような魔物だった。
俺はすぐに剣を抜いて
黒い影に切りかかって行ったが、
さっきと違うのは、
明らかに「優吾を狙っている」ということだった。
魔物は俺に見向きもせず、
優吾に次なる一撃を与えようとしていた。
俺は魔物が優吾に拳を振り上げた瞬間、
横から切りかかった。
パーン！
これまたさっきと同じように
魔物はあっけなく二つに割れて液体化し、蒸発していった。
そして痕跡はまた黒い葉のような形をしていた。
ジェ「優吾、大丈夫か！？」
優「う、うん。ジェシー助かった！ありがとな」
ジェ「いえいえ、どういたしました」
優吾「どういたしまして、な？」
ペコリとお辞儀した俺に
優吾が笑顔で突っ込む。
ジェ「それより…
今回は明らかに優吾を狙ってた」
優「やっぱり、そう思う？
これで一つ確信したことがある。
それを話す前に、こいつを使って
もう一度結界張り直してくるわ」
優吾は魔物の痕跡を手に
もう一度敷地内を一周して回り出した。
俺も手早くテントを組み立てて、
火を起こす準備を始める。
優吾が戻ってくると、
さすがに少し疲れた顔をしていた。
優「結界張るいい練習になるわ」
ジェ「お疲れ。さっきの話って何？」
俺は火を起こしながら優吾に話しかける。
優吾は俺の隣に座り込んで足を伸ばした。
優「うん、さっきジェシーが言ったように、
1日に2回も魔物が襲ってくることなんて
村ではなかった。
しかもあんな弱い魔力なのに
俺の結界の中にも入ってきた。
これで考えられることは、
この街自体の結界が弱い、もしくは
ほとんど機能してないってことだ。」
ジェ「そっか。村では優吾パパが
村中に強い結界を張ってたもんな」
優吾「そう。だから弱い魔物は
村に入ってくることさえできなかった。
でも奴らは町中にウロウロしてる。
つまりこの町は
『自分の身は自分で守れ状態』ってことさ」
ジェ「マジかよ！」
俺は天を仰いだ。
と同時に、改めて優吾パパの偉大さを知る。
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こあらっこ(プロフ) - さくらさん» ご返信ありがとうございました。こちらこそ、わかりずらい文章で申し訳ございません。12章にもコメント頂き、ありがとうございました！引き続きよろしくお願い致します！ (2021年10月27日 16時) (
レス) id: b57f8e4ed6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 回答ありがとうございます。すいません。勘違いしてました。 (2021年10月27日 14時) (レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
こあらっこ(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！そしてわかりずらくてスミマセン…。これは、いつも20体相手にしてるんだから10人なんて楽勝だという事を言いたかったんです…。文章力無くてスミマセン…。 (2021年10月26日 20時) (レス) id: 36aa9b4b33 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - いつも俺の魔術で創った人型(ひとがた)２０体相手に→10体だと思います。 (2021年10月26日 20時) (レス) @page9 id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こあらっこ | 作成日時：2020年3月8日 18時
