黄色と赤の原石1 ページ1
優吾side
不思議な夢を見た。
今まで一度も見たことのない夢だ。
カーテンから光が差しているから
朝だと気づく。
まだ夢と現実の間にあるような
フワフワした状態で上半身だけ起こして考える。
優吾「あれはどういう意味の夢なんだ…？」
とりあえずベッドから起きると、
その日は雲１つない晴天だった。
今日は俺の２０歳の誕生日。
天気もそれをお祝いしてくれてるかのようだった。
紅茶を入れてベランダでゆっくり飲む…。
これが俺の毎朝の習慣。
(コーヒーは少し苦手だから紅茶にしてる)
2階にある俺の部屋からふと空を見ると、
そこにはまだ上がったばかりの
オレンジ色の太陽が浮かんでいる。
その太陽の左上が、日食のように日々
少しずつ欠けているのが気にかかる…。
今朝見た夢も…
多分無関係ではない…。
そんな風に真剣に考え事をしていると、
それをぶち壊す怪獣の声…。
ジェシー「ユ〜ゴ〜！」
ベランダ下の庭から聞こえる
でっかい声の持ち主、ジェシーだ。
隣に住む俺の３つ下の幼馴染で、
いつも勝手に庭から侵入してくる。
優「ジェシー！だから〜！
毎日庭から大きい声出すなって言ってんだろ！」
俺はため息をつく…。
毎朝こうして朝の時間を邪魔されるからだ。
ジェ「えぇ、だって今日は特別な日でしょ！
早く優吾に会いたかったんだもん♡
２０歳のお誕生日おめでとう！！」
ニッコニコの笑顔で両手を広げながら、
音量を下げるわけでもなく叫んでくる。
赤い髪をフサフサ揺らしながら
ブンブンと手を振ってくるあいつは
いつも尻尾を振って
(実際には付いてないけど)
俺にジャレてくる。
優「はいはーい、ありがと。
ジェスも青汁飲むでしょ？」
そう言いながら、
返事を聞く前に牛乳に青汁の粉を溶かし始める。
これも、毎日の習慣になってしまった…。
ジェ「うん！今行く〜！」
そういうと、いつものように
庭の木からベランダに移って俺の部屋に入って来た。
優「だから、玄関から入れって！
この大男め！」
ジェ「DAHAHAHAHA！だってこの方が速いんだもん！」
この笑い方…
ちょっとハーフっぽいその顔に
よく似合ってるよ…。
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こあらっこ(プロフ) - さくらさん» ご返信ありがとうございました。こちらこそ、わかりずらい文章で申し訳ございません。12章にもコメント頂き、ありがとうございました！引き続きよろしくお願い致します！ (2021年10月27日 16時) (
レス) id: b57f8e4ed6 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - 回答ありがとうございます。すいません。勘違いしてました。 (2021年10月27日 14時) (レス) id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
こあらっこ(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！そしてわかりずらくてスミマセン…。これは、いつも20体相手にしてるんだから10人なんて楽勝だという事を言いたかったんです…。文章力無くてスミマセン…。 (2021年10月26日 20時) (レス) id: 36aa9b4b33 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - いつも俺の魔術で創った人型(ひとがた)２０体相手に→10体だと思います。 (2021年10月26日 20時) (レス) @page9 id: 63aab54572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こあらっこ | 作成日時：2020年3月8日 18時
