ギャル最強伝説 ②【青の祓魔師】 (ページ44)

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「はぁっ･･･はぁっ･･･」

ブエルもだしたままだし･･･マルコシアスも呼んでる。
加えて神降ろしと来たもんだ･･･これは完璧なまでの死亡フラグ。

ﾏﾙ『持ちこたえろっ！』

「う゛んっ」

ﾏﾙ『ここが中心部だっ･･･』

「あー気持ち悪っ･･･何この光景」

もはや映画じゃん･･･やってられねぇー･･･。
早く終われー･･･誰か何とかしてー･･･。

ｺﾞﾌﾟｯ

「うっ･･･ゲホッガハッ･･･あーやばめ？」

ﾏﾙ『･･･肉体に限界が来てるっそれ以上はもう！』

「辞めたいのは山々だけどさ･･･無理だ」

これ辞めたら･･･多分一生後悔する。
それなら死んでもこの結界を張ってた方が悔いは無い。

ﾏﾙ『死んでしまうぞっ』

「友達のために死ねるなら･･･悔いはない」

ﾏﾙ『！』

「やってやろ！！」

死ぬのは怖い、出来れば死にたくない。
だから祓魔師になんかなりたくないんだ。

死と隣り合わせの仕事とか･･･ごめんだよ。

けど、今は･･･なんか全部がどうでもいい。
友達守れるなら、命削ってここにいられる。

今ならなんも怖くないっ

ﾏﾙ『王っ！』

勝「あそこかっ」

燐「火の･･･壁！？」

勝「結界やろ、A一人で食い止めてくれてるんや！」

燐「とにかく急ごうっ」

ｸﾛ『ﾆｬｰﾝ』

燐「あ？クロ！？」

ｸﾛ『ﾆｬｰﾆｬｰｯ!!』

勝「何が何だかさっぱりや･･･」

燐「！上でAが一人で不浄王を止めてるらしいっクロは行くなって言ってる」

あいつ･･･無茶ばっかしよって！！
バカすぎや、なんであいつも一人で突っ走るねや！

ﾎﾞﾝｯ

ｸﾛ『ﾆ゛ｬﾝ!!』

燐「クロッ！なんて良い奴！！勝呂乗せてもらおうぜ！！」

勝「え゛ェ！？乗る！？」

燐「ほら早くしろよ！置いてくぞ！！」

勝「っ･･･やるしかないかァ！」

ﾏﾙ『何故王は我らの力を利用しないのだ』

『友達は利用するものでは無いだろ？』

ﾏﾙ『しかし･･･人とは弱い生き物だ、我らの力なしでは知恵すら与えられないのだ』

『そうだね･･･でも、そうじゃないかもしれない』

ﾏﾙ『王？』

『友という存在があるから強くなれるんだよ、守ろうと思える･･･私が死にそうになったら助けに来てくれるだろ？反対に私も･･･君たちが死にそうになったら、絶対に助けに行く。

それが友というものだよ』

ﾏﾙ『･･･理解不能だ』

『今にわかるさ･･･遠い未来にね』