【忍たま】色恋にうつつを抜かせ【短編集】 続

天然な君 1 ｰ尾浜勘右衛門ｰ リクエスト作品 ページ48

A･･･現在14歳。
この度･･･人生で初めて恋をしました。

お相手は学級委員長委員会所属の･･･尾浜勘右衛門くん！！

なぜ恋に落ちたかというと･･･まあ見た瞬間にこの人だと思ったってことですかね。
お近付きになりたくて、私はくノ一の学級委員長になりました。

「尾浜くーん！！」

尾「ん？あ、Aか」

鉢「げっ」

「げって何よ！尾浜くん！これ町で評判のお饅頭！一緒に食べない！？」

尾「俺の気になってたやつだ！いいの！？」

「いいよ、いいよー！あ、鉢屋くんもいる？」

鉢「お前･･･私と勘右衛門で対応に差がありすぎないか？」

「なんの事かな･･･分からないな」

鉢「全く･･･お前の秘密握ってるの忘れたわけじゃないよなぁ？」

「うぐっ･･･」

尾「秘密？」

鉢「実はこいつなぁ」

「やめてよ！鉢屋くんのいじわる！変態！！」

鉢「変態はお前だろ！」

尾「お前も変態だよ」

鉢屋くんは私が尾浜くんを好きってこと知ってる･･･だからこうやって茶化してくるのだ。
尾浜くんの隣にはいつも鉢屋くんが居て2人きりになるのがすごく難しい･･･。
かと言ってどこか一緒に出かけようってなると･･･美味しい甘味度を見つけないといけない。

鉢「そうだ、勘右衛門。私は庄左ヱ門たち呼んでくるから先にAと教室いっててくれ」

尾「はいよ、じゃあ行こうか」

「鉢屋くん･･･」

ナイスすぎる･･･振り返れば親指を立てて走り去る
中身はいい子なんだね･･･いつも変態って言ってごめん。
今度なにか奢るよ！！

尾「この饅頭美味いなー！」

「美味しいよね、私もここのお店気に入っちゃってさ！しかもお店でしか食べれないのとかあるんだ！」

尾「そうなの！？それは行かなきゃだな･･･」

「あっ･･･じゃ、じゃあさ！今度二人で行かない？」

尾「二人で？」

「い、嫌なら全然･･･鉢屋くんとか連れてでもいいんだけどさ！」

尾「俺は全然 じゃあ次の休みに行こうぜ！」

や、やった･･･やったぁぁぁぁぁぁ！！
ってこと次の休みまでに色々準備しないとな･･･お店までの順路、そして他の人に邪魔されないように聞き込み。
お化粧の準備もしなきゃ･･･待ってやること多すぎじゃない！？

尾「そうだ、Aは俺と二人でいいの？」

「えっ！？それはどういう･･･」

尾「ほら あんまり男二人でいると勘違いされるだろ？」

「わ、私は別に･･･」

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