逃げよう 3 ー夢前三治郎(成長パロ)ー リクエスト作品 ページ18
夢「僕と逃げましょう・・・」
「三治郎・・・」
夢「絶対にあの城の人達が来られないところまで・・・遠くまでっ!来ても僕が守りますっだから・・・だから・・・
殺される運命から・・・逃げましょう・・・?」
泣きながら訴える。
Aさんはじっと僕を見つめる。
白い手が僕の頬に触れた。
夢「A・・・さん?」
「泣き顔・・・初めて見た・・・」
夢「そんなの・・・今関係ないでしょ・・・」
「いや、すまない・・・三治郎はいつも笑顔しか見たことがなかったから・・・私の為に・・・泣いてくれたんだな」
昔の表情に戻っていく。
柔らかい笑顔に光が点った瞳。
「・・・ありがとう」
なんのためのお礼なのか分からなかった。
けど吹っ切れたような表情をしていた。
「けど、守ってもらわなくていい」
夢「Aさん・・・」
「守ってもらわなくていいから・・・傍にいていいか?」
夢「はい・・・はいっもちろんですっ!」
またボロボロと涙がこぼれる
絶対に守ります、傍から離れませんっ
僕達はそのまま忍術学園へと足を運んだ。
学園長先生に相談をしたところ、Aさんを匿う代わりに教師をしてもらうもの事だった。
ここなら多くの先生がいるから大丈夫。
学「三治郎 お前はどうするんじゃ?」
夢「僕は・・・」
学園に留まってAさんのそばにいたい。
守らないといけない・・・だから。
夢「僕も学園に留まって教師をさせていただきたいです。」
学「うむ、良かろう!三治郎の城にはわしから文を出しておく、気兼ねなくここにいなさい」
僕たちの居場所が決まった瞬間だった。
学園長先生にはお礼を言っても足りないくらい・・・感謝している。
それからというもの、土井先生のクラスの補助役として一緒に授業をするようになった
Aさんはくの一教室でシナ先生と一緒に授業をしているらしい。
僕が教師をしてると嗅ぎつけて元一年は組のみんなが学園に来てはからかいに来る。
そんな楽しい時間が僕は大好きだ。
笹「まさか三治郎が教師やるなんてなー」
庄「ちょっと意外だったね」
夢「うるさいなー・・・からかうなら他所行ってよ」
笹「褒めてんだよ、どう?毎日楽しい?」
夢「うん!最高に楽しい!」
Aさんといられる時間も、こうして兵太夫達と話す時間も。
教える時も、食事している時も・・・ずっと幸せで楽しい時間。
AB型は分かりづらい 1 ー綾部喜八郎ー リクエスト作品→←逃げよう 2 ー夢前三治郎(成長パロ)ー リクエスト作品
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ユリリン(プロフ) - メリークリスマス。こんにちは。守一郎の話凄く爽やかで彼らしさが伝わってきで面白かったです。勘右衛門の話も読みました。どちらも最高です。素敵な作品2つも読むことができて嬉しいです。ありがとうございました。 (2022年12月24日 11時) (レス) @page47 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。返信ありがとうございます。お待ちしています。 (2022年12月18日 7時) (レス) id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - アズさん» かしこまりました、リクエストありがとうございます!かかせていただきます! (2022年12月18日 1時) (レス) id: 82b205a2b3 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - ユリリンさん» かしこまりました、リクエストありがとうございます! (2022年12月18日 1時) (レス) id: 82b205a2b3 (このIDを非表示/違反報告)
アズ(プロフ) - こんにちは。リクエストいいですか?夢主ちゃんが尾浜勘右衛門に一目惚れし甘味が好きだと知り評判のお饅頭を買って勘右衛門にアタックする話。勘右衛門も夢主ちゃんに誘われて嬉しくて喜んでいたでお願いします (2022年12月16日 21時) (レス) id: 7fd9378bbe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2022年11月14日 3時