笑顔 1 ー斉藤タカ丸ー リクエスト作品 ページ11
タ「お願い!」
「えぇ・・・で、でも」
庄「ん?タカ丸さんにA・・・どうしたの?」
「しょ、しょうちゃん・・・実はね」
タ「髪を結わせて欲しいの、こんなに綺麗な髪・・・触る機会なんてないんだよぉ〜・・・」
庄「結ってもらえばいいじゃない・・・何が嫌なの?」
「いや〜・・・タカ丸さんって人気な髪結さんだし・・・こんなに簡単に結ってもらっていいのかな・・・って」
庄「こんなにお願いされることってないと思うよ?ご好意に甘えて結ってもらいなよ」
言われるがまま髪結を許可してくれるAちゃんは苦笑い。
よし、じゃあすごく素敵な髪型にしちゃおう!
すごいなぁ・・・サラサラだし、指触りのいい綺麗な髪質。
Aちゃんは少し恥ずかしそうに俯いている。
タ「どんな髪型が好き?」
「ど、どんな!?えーっと・・・うーん、いつも髷しか結ったことないから」
タ「!じゃあ今日は特別可愛くしてあげるよ!」
庄「よかったね、じゃあ僕はこれで。後で出来たら見せて」
「あ、うん。ありがとね」
タ「綺麗な髪・・・何か特別なシャンプーとかしてる?」
「うーん・・・あまり気にしたことは・・・ないかな」
タ「じゃあ元々この髪質なのか・・・いいもの食べて育ったんだね」
「そういうのって関係あるんですか?」
顔を見なくてもわかるくらい疑問符を浮かべている。
そうだよ、髪はその人の食べてる物が分かるくらいなんだからね。
タ「髪の毛はその人の元々の質もあるかもしれないけど、良い食事をしてたら髪の毛も自然と綺麗になっていくんだよ。
大豆類とかは髪にとってもいいし、あとはやっぱり野菜とかだね」
「へぇー・・・あ、そういえば久々知先輩の豆腐を毎日のようにご馳走になってます・・・」
タ「ふふっ久々知くんの豆腐は美味しいから食べちゃうよね・・・よし、出来上がったよ」
「うわぁぁぁぁ・・・!」
まさかこんなに喜んでくれるなんて。
僕もなんだか嬉しくなっちゃうな・・・。
Aは振り向いて満面の笑みでお礼を言ってくれる。
「ありがとうございます!」
タ「!」
「私今まで髪結なんてしたことなくて・・・こんなに素敵な髪型・・・初めてです!」
タ「あ、あぁ・・・そう?喜んでくれたなら僕も何よりだよ」
「また今度お願いしてもいいですか?」
タ「うん、是非・・・」
な、なんだろ・・・なんか・・・
胸が・・・ギュッて・・・なった気がしたんだけど・・・。
ま、まさかね・・・?
笑顔 2 ー斉藤タカ丸ー リクエスト作品→←素敵な出会い 2 ー大木雅之助ー リクエスト作品
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユリリン(プロフ) - メリークリスマス。こんにちは。守一郎の話凄く爽やかで彼らしさが伝わってきで面白かったです。勘右衛門の話も読みました。どちらも最高です。素敵な作品2つも読むことができて嬉しいです。ありがとうございました。 (2022年12月24日 11時) (レス) @page47 id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ユリリン(プロフ) - おはようございます。返信ありがとうございます。お待ちしています。 (2022年12月18日 7時) (レス) id: 6ebc36a5f7 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - アズさん» かしこまりました、リクエストありがとうございます!かかせていただきます! (2022年12月18日 1時) (レス) id: 82b205a2b3 (このIDを非表示/違反報告)
ルンバ(プロフ) - ユリリンさん» かしこまりました、リクエストありがとうございます! (2022年12月18日 1時) (レス) id: 82b205a2b3 (このIDを非表示/違反報告)
アズ(プロフ) - こんにちは。リクエストいいですか?夢主ちゃんが尾浜勘右衛門に一目惚れし甘味が好きだと知り評判のお饅頭を買って勘右衛門にアタックする話。勘右衛門も夢主ちゃんに誘われて嬉しくて喜んでいたでお願いします (2022年12月16日 21時) (レス) id: 7fd9378bbe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2022年11月14日 3時