日向の幼馴染は陸上部です。Fifth (ページ10)

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護衛ページ10

「えっ」

日「なんか面白そうだから、あと女って一発で当ててたぞ」

「･･･えっやだ」

日「嫌ならしゃべらなくていいと思うぞ」

「えー･･･」

影「別になんかされるわけでもねぇだろ」

「失礼ですね」

日「俺ついて行ってやろうか？」

「･･･」

日「頼りないような目で見るな！！」

「だって頼りないじゃん･･･まあなんかあれば殴るよ」

日「野蛮だな」

月「大丈夫、王様が護衛するってさ」

影「は？」

「え？」

月「女の子には優しく･･･でしょ？」

影「別にいいけどよ･･･護衛ってなんだよ、何すんだ」

月「まあ適当にAについて歩けばいいんじゃない」

雑すぎやしませんか、月島さん。
護衛をつけられるとは甘く見られたもんだな･･･なんか腹立つな。
まあ優しさってことで受け取っておこう･･･。

「まあ今日はどうせ部屋に来ないでしょ」

ｺﾝｺﾝ

みんなドアの方を振り向く。
まさか･･･こんな早いフラグ回収ないでしょ･･･。
私はすぐさま東峰さんの後ろに隠れて、やり過ごそうとする。

日向がドアを開ける

灰「どーも、Aって子いる？」

日「お前すげぇな」

灰「？ありがとう」

影「Aはいねぇ」

日「そ、そうそう･･･だから帰れよ」

灰「えー？話してみたかったんだけどなぁ･･･じゃあまた明日来る、バイバーイ」

ﾊﾞﾀﾝｯ

ちょっまじでさ、あの人怖いんだけど･･･え？もはやエスパーを疑うしかないんだけど。
怖いってまじで、早く寝よう。

影「大丈夫かよ」

「ｺｫﾜｲ」

月「どっから声出してるの」

山「そんなにビビるの意外だな･･･リエーフ？だっけ、あの子同級生だよ？」

「だからこそ厄介なんだ･･･しかもハーフとなりゃあもっとだ･･･私今から走って帰ります」

影「無理だろ」

これはマジで護衛必要かもな。
もう･･･いいや、とりあえず寝よう･･･寝て忘れよう。
どうせあの人朝遅そうだし･･･。

翌朝 5:00
これなら1時間くらい走れるな･･･。
着替えて･･･よし、準備OK！

影「あ？」

「えっなんで」

影「朝のランニング」

「あぁ･･･じゃあご一緒します」

影「着いてこれんのかよ」

「陸部舐めないでください」

影「上等」

スマホで測りながら2人で走り始める。
影山さんといると結構気楽なんだよなぁー･･･。
何も話さなくていいと言うか、気を遣わなくても問題なくなってきた。