【忍たま】用具委員会には、引きこもりの五年生がいるそうです。3

留「その場合 文次郎の兄は俺だな！！」「＜同い年だから無理くね＞」竹「無理だな」 ページ10

下「せんぱーい･･･」

喜「あれ、寝てるのかな？」

ﾄﾞｰﾝ

下「！？」

喜「あ、花火始まっちゃった･･･ここからでもよく見えるねぇー！」

下「うん、すごく綺麗･･･」

喜「でもなんか様子が変だね」

下「･･･なんかこっちに落ちてきてるような」

喜「まさかぁ〜」

下「･･･まさかね？」

喜「あの不発のやつでしょ？」

ｶﾞｧﾝ

喜「うわぁ！？」

下「な、長屋に命中した！？」

喜「ど、どうしよう･･･長屋が燃えてるっていうか出れないよ！！」

下「せ、先輩をまず起こさないと･･･先輩！」

「うっ･･････？」

喜「大変です、火事です！！」

「火事･･･？」

下「長屋に火がついて･･･ど、どうしましょう！？」

「(なんで火事なんかに･･･火･･･っ)」

喜「先輩？大丈夫ですか？」

「はっ･･･と、とにかく出よう。燃え広がる前にっうっ･･･」

下「出入口は無理です･･･！」

「(このままじゃみんな焼け死ぬ･･･っでもっ･･･でも！)」

喜「ゴホッゴホッ煙がっ」

「お前たちこっちにこい、口元を布で押えて少しだけ息を止めておけ」

下「先輩？」

「(死なせない･･･大丈夫、このくらいなら！)」

喜「！？そっちは火の中っ」

炎が立ちこめる前に出るっ
走って出口だった場所を抜ける

熱っ･･･

「はぁっ･･･はぁっ」

下「ぬ、抜けた･･･」

喜「先輩すごーい！！」

「それより、このことを先生方にっ」

下「はいっ」

喜「僕たち呼んできます！」

「はぁっ･･･グッ･･･」

熱いっ･･･痛いっ･･･
火傷はしてないんだ、落ち着けっ落ち着け！！

不「A！？」

「ら、いぞう･･･」

不「なんで長屋が火事に･･･」

「さあな･･･とりあえず喜三太達に先生を呼びに行かせた･･･っ」

不「動かないで、火傷･･･はないよね、大丈夫！？」

「井戸に連れて行ってくれ･･･頼むっ」

不「わ、わかった！」

雷蔵の肩を借りて井戸まで連れていってもらう。
喉が焼けるように痛い･･･大丈夫っ大丈夫だ

不「待ってて！」

「あぁ･･･っ」

不「っと･･･はい、ど、どうしよう！？飲む！？」

「お前が焦ってどうするんだ･･･貸してくれ」

不「う、うん」

ﾊﾞｼｬｯ

全身に水をかける
冷たい･･･体冷えていく･･･。

不「えっ！？」

「ｺﾞﾎｯ」

不「大丈夫！？」

「問題ない･･･ありがとう、長屋の火を消そう」

不「む、無理しないで休んででよ！あとは僕がっ」

「いっ･･･」

留「人間やろうと思えばなんでも出来る」「＜松岡修造かよ＞」竹「やめろそのツッコミ、その人まだ産まれてないから」→←留「こいつが妹みたいなもんだろ」「＜喧嘩する兄いらない＞」竹「お前ストレートに言うな･･･」

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