優秀な軍医は退職して一般ピーポー ①【鋼の錬金術師】 (ページ49)

今日:7 hit、昨日:71 hit、合計:27,883 hit

48 ページ49

2人は相手を気絶にまでおいやる。
この2人は･･･どっちの味方なんだ･･･？

軍でもなく、スカーさん側でもない･･･。

ﾎﾞｯ

「あっちょっと動かないでください」

ｽｶ「軍の狗め･･･」

ｴﾄﾞ「復活しちまったよ･･･いい加減捕まっちまえよ」

ｱﾙ「出るとこ出て裁きを受けろ、傷の男！」

「ストップ！！」

ﾋﾟﾀｯ

みんなの動きが止まり、こちらを振り返る。
止めるべきでは無いけど･･･とりあえず静止させないとっ

傷も開くし、何よりここは危ない。

「スカーさんは大人しく座ってください」

ｽｶ「俺は」

「座ってください！」

ｽｶ「むっ･･･」

ｴﾄﾞ「あのスカーが押されてる･･･」

ｱﾙ「あ、あのー･･･」

「キンブリーさんはどこですか」

ｴﾄﾞ「あの変態野郎なんか知るか！！」

「あなた達はあの人の･･･味方ですか？」

ｴﾄﾞ「味方でもなんでもねぇ！なんなんだよ、さっきから！！」

「そうですか･･･なら良かった、スカーさんまずはちゃんとっ！？」

ﾎﾞｫﾝｯ

振り向いた直後に二人に襲い掛かるスカーさん。
止まれって言ったのに･･･まあ言うことなんて聞いてくれるわけないか･･･。

「･･･全く･･･ん？」

目の端で何かが動く。
視線を動かば、エドワードさんのお友達･･･の、女性の方が来る。
それを見るやいなや、スカーさんは攻撃を止めてしまう。

その隙に壁に縛り付けられて身動きが取れなくなる。

ｴﾄﾞ「なんで来たんだ！」

？「下がってなさい」

『キンブリーさんのお連れ様ですね』

「えっあ、ちょっ」

『保護出来ました』

「ちょっと待ってください！まだ戻るわけにはっ」

？「ではキンブリー殿を裏切るのか？」

「っ･･･」

褐色の肌･･･嫌な記憶が蘇ってくる。
いや、怯むな･･･っあの人の元に戻れば思うつぼになってしまう。

？「とは言っても我々もあいつ側の人間ではない、信用してくれ」

「･･･証拠がないので無理です」

スカーさんの隣まで行き、座る。
死ならば諸共･･･というだろう、約束したんだ。

あの人から逃げるために･･･。

ｴﾄﾞ「よ、よくわかんねぇな･･･あいつ」

「分からなくて結構です」

ｱﾙ「でもその人といたら貴方も危ない目に合うんですよ！？」

ｳｨ「･･･お医者さん」

「キンブリーさんといるより、こっちの方が安全です」

ｴﾄﾞ「ブハッ」

ｱﾙ「ちょっと兄さん･･･」

ｴﾄﾞ「だってその通りだろ」