優秀な軍医は退職して一般ピーポー ①【鋼の錬金術師】 (ページ48)

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目の前で戦いが始まる。
ど、どうしよう･･･邪魔するわけにもっ

？「女ァ！こっちに来い！」

「えっ」

ｽｶ「させるかっ」

ｶﾞｶﾞｶﾞｶﾞｧﾝｯ

目の前に来た男を払い除けて行くスカーさん
足でまといになるのはゴメンだ･･･っ何か･･･何かしないと。
何が出来る･･･今あるもので。

空き缶･･･。

「それっ！」

？「ぐっ･･･なんだ？」

「あ、当たった･･･」

？「てめぇっどっちの味方だよ！」

「だって、私･･･脅されてるんです！！人質なんですよ！？早く何とかしてくださいよ！！」

？「(チッ面倒だな･･･)」

ｽｶ「(何か策があるのか？)」

ﾍﾞｼｬｯ

スカーさんの腕が地面にくっついて離れなくなってしまう
嘘っ･･･これじゃあダメじゃないか、それに怪我してるっ

？「よし、とりあえずこっちにっ･･･どこ行くんだ！？」

「怪我を見せてください！」

？「おい、何敵を治療なんかっ」

「敵でも味方でも列記とした人間です、人殺しであっても合成獣であっても怪我したら治療させていただきます」

？「めんどくせぇ･･･」

ｽｶ「(よく分からなんやつだな･･･)」

「すぐに見せてくださいっ」

？「まあいいか、キンブリーさんには戦闘中に不慮の事故で死んだってことすりゃあ」

「はっ･･･」

？「おーっと･･･こりゃあいいタイミングで来ちまったな、おい･･･」

声をするほうを見れば、過去に治療したことのある患者の顔と優しい大柄の鎧の子。
嘘･･･なんでこんな所に･･･？

軍の人と関わりがあるとは思ったけど、なんでこんな僻地にまで･･･。

ｱﾙ「あれっお医者さん！？」

「ど、どうも」

ｴﾄﾞ「おいなんでここにいんだよ！！」

「こっちが聞きたいくらいですけど･･･」

？「ちょうど良かった、早く女をっ」

「「ギャーゲテモノォ！！」」

2人は軍人ふたりを攻撃していき、話を聞き入れようとしない。
と、とにかく治療を･･･っ自分の上着を割いて止血を済ませる。
傷が思ってたより深い･･･よく耐えられるな、すごく痛いはずなのに

ｴﾄﾞ「げっ汚ぇ！！」

？「俺の唾液はそう簡単に取れんぞ！」

ｴﾄﾞ「ヨダレ･･･ってことは分解したらほぼ水じゃねぇか！」

？「ぬあっ！？つめてぇ！！」

ｴﾄﾞ「必殺！濡れた手で冷えた金属に触ると凍りつくアターック！！」

「(なんて雑な･･･)」