優秀な軍医は退職して一般ピーポー ①【鋼の錬金術師】 (ページ40)

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あれから数日が経ち、ブレダ少尉からダンベルを渡されてから筋トレに勤しんでいた。
どうやら･･･マスタング大佐の部下の方々は遠方に飛ばされるらしい。

協力させないために散り散りにさせれているような。

ﾌﾞﾚ「ハボのこと頼んだ」

ﾊﾎﾞ「お前が任せんなよ」

ﾌﾞﾚ「俺たちがいない間にサボってないか見てやってくれよ」

「はい、頑張ります」

ﾊﾎﾞ「おいおい･･･つか、こんなの差し入れじゃなくてボインの姉ちゃんが写った雑誌とかないのかよ！！」

ﾌﾞﾚ「いいじゃねぇか、ここには美人の医者もナースもいるんだからよ！！」

ﾊﾎﾞ「言ってくれるぜ･･･確かに目の保養は多いけどな」

「お話済みました？」

ﾌﾞﾚ「おう」

ﾊﾎﾞ「ったく･･･余計なことしか言わねぇんだからよ」

ﾌﾞﾚ「しっかり留守番しとけよ、またな」

ﾊﾎﾞ「おう、またな」

その場しずまりかえる。
そうか･･･みんなバラバラだから･･･会えるのなんて限られてのか。

ﾊﾎﾞ「なんであんたが落ち込んでんだよ」

「別に落ち込んでいるわけじゃ」

ﾊﾎﾞ「俺にはそう見える」

「･･･少し寂しいと思っただけです」

ﾊﾎﾞ「･･･あんたでもそんな風に思うんだな」

「人のことなんだと思ってるんですか」

ﾊﾎﾞ「悪かったよ、最初の印象が悪いもんで･･･」

「それは私にも非はありますね」

ﾊﾎﾞ「まあ･･･今じゃこんなにお世話になっちまってるからな」

ｺﾝｺﾝ

ノックの音で扉の方をむく。
そこには知らない軍人が立っていた。

まさか前に電話してきた人か？

ﾊﾎﾞ「･･･」

「面会ですか？」

？「貴方に用があるんです、キング・ブラッドレイ大総統閣下から通達です」

ﾊﾎﾞ「はっ･･･おいおい、待てよ。こいつは一般人だろうが」

「ハボックさんそれで、内容は」

？「至急こちらに来て欲しいとの事なので、お迎えに上がりました」

「･･･私は今勤務中なのですが」

？「国からの命令です、ご理解の程」

「分かりました」

ﾊﾎﾞ「おいっ！」

「大丈夫ですよ、仕事は他の方に引き継いで頂きます」

白衣を脱いで部屋出る。
･･･そろそろ、命日が近いな･･･。
もっと好きな事やればよかったな･･･残念だ。

病院の目の前にある車に乗り込む。

中には既に白いスーツを着た男性がいた。
鋭い目付きに、長い黒髪･･･。

？「どうも、お変わりないようで」

「キンブリーッ･･･！！」