優秀な軍医は退職して一般ピーポー ①【鋼の錬金術師】 (ページ12)

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ｸﾞﾚ「お待たせしました」

「いえ･･･うわぁ･･･すごい」

ﾋｭ「美味そうだろ！うちの嫁は料理の天才だからな！！」

ﾙｲ「では戴くとしましょう･･･」

健康的な食事･･･いいな、久々に見た。
見た･･･って言い方もおかしいか。

食べるな。

「んっ･･･すごく美味しいです」

ｸﾞﾚ「お口にあって何よりです」

「なんか久々です･･･こんなご飯」

ﾋｭ「自分で作らねぇのか」

「･･･そんな暇無いですよ、いつも買い置きした非常食と牛乳･･･あとビタミン剤ですから」

ﾙｲ「医者はそんなに忙しいのか」

「いえ･･･こっちには今短期で来てるだ･･････け」

口が滑った！！
あそこ勤務ってことにしておいたのにっ

ﾋｭ「なんだ、あそこが元々勤務地じゃないのか」

「･･････ノーコメント」

ﾙｲ「元々はどこなのだ？」

「言いません、言ったら来ますよね･･･嫌です！！」

ﾙｲ「そんなに嫌がらなくても」

ﾋｭ「いや、エリシアとかが怪我した時にお前がいるってなったら行きやすいからな」

「･･･中央の病院、大きいところってだけ言っとく」

ﾙｲ「おぉ、なら予想はあらかた着くな」

「お願いします、マスタング大佐にだけはっ！！」

ﾋｭ「お前あいつのこと嫌いだな･･･」

「気まずいんです。」

ペロッご飯を完食して、少し話してから家に帰る。
あぁ･･･口が滑った自分が憎い･･･。

もう諦めようかな･･･転勤届け出すか。
嫌だな･･･まあでもバレたのがヒューズさんで良かった。

なんだかんだいい人だしな。

「ただいま･･･我が家。」

温い･･･なんか嫌な空気感だな。
さあ、軽く部屋掃除して寝るか･･･。

もう帰って寝るだけの場所になっちゃった。

少し日付がすぎ、エドワードさんが退院することになりました。
忘れ物がないかチェックした後に病院前でお見送りをする。

「治りきってないですけど、退院おめでとうございます」

ｴﾄﾞ「もうここには来ない！」

「あらそうですか」

ｱﾙ「兄さん･･･あの、お世話になりました！違う病院でも頑張ってくださいね」

「･･･はい、頑張ります」

ｳｨ「ここが勤務地じゃないの？」

ｱﾙ「応援できてるお医者さんなんだって、すごく腕がいいらしいよ」

ｳｨ「へぇ･･･エドいい人に見てもらったわね」

「ここ私の勤務地です、良かったら来てくださいね･･･まあ来る時は怪我して」

ｱﾙ「あははは、その時はまたよろしくお願いします」