幸せ 204 ページ13
そして2、3日たった頃。
学校が終わり帰宅途中の時。
松「Aー!」
「あっ千冬」
松「おう、今暇か?」
「うん、委員会もないから放課後暇だよ。どうしたの?」
松「じゃあ一緒に来てくれ!」
「うっ!?」
引っ張られるがまま連れて行かれたのは場地の家
ピンポンも押さずにゴリ押して中に入っていく千冬。
「ちょっうわ!?」
パァンッ
「「「誕生日おめでとう!!」」」
「へっ・・・」
場地の狭い部屋にギュウギュウに詰まった人達。
えっ・・・どういう状況・・・??
万「はい、何歳になった?」
「えっあ・・・中2だから・・・14?」
林「んなのはいいから早くロウソクの火消せよ!」
「頭が追いつかない・・・」
龍「ほらケーキ持ってきたぞー」
ケンチンの声に振り向けば片手にケーキを持っていた
部屋に入ってきたのはいいが、後ろから河田兄弟が転びかけてるのが見える。
ナ「うおっ!?」
ソ「うわっ!!」
龍「あっ」
宙を舞うケーキ。
あっこれ私の顔面につくやつだ。
ベチョッ
「・・・」
万「せっかく三ツ谷が作ったのにー」
三「まあパーから材料貰ったけどな」
松「おい大丈夫かよ・・・」
「割と」
場「今戻っ・・・何してんだお前ら!?」
「家主の息子は不在だったのね」
場「顔汚っ!!!」
ナ「不慮の事故だ」
ソ「このハンカチ使って・・・」
「あっいや、大丈夫」
場「お前汚いから顔洗ってこい・・・」
「だからこれ事故だから!」
流されるがままに洗面所にいく
場地の部屋からはみんなの笑い声。
なーんだかな・・・お祝いされてる気がしない・・・。
私、誕生日いつだっけ・・・?
今日なら5月11日だけど・・・。
あ、血液型も知らないや・・・。
場「タオル」
「んっありがと」
場「散々だな、ケーキ食べれないし」
「そうかな、まあそこそこ楽しい。ケーキがなくてもみんないるし」
場「そうかよ」
「これ考えたのって場地?」
場「まあ・・・去年盛大にやって貰ったからな」
「ふふっ・・・ありがとう」
場「おう・・・あっお前まだ生クリームついてる」
「ん?どこ?」
場「反対・・・俺が取る」
頬に場地の舌が触れる
温い・・・なんか八重歯当たってる気がする。
場「甘っ」
「美味しいよね、さすが三ツ谷」
場「そうだな」
「早く戻って私にプレゼントちょうだい」
場「後でな」
「まさか買ってないとか?」
場「買ってあるわ!」
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作者名:ルンバ故障中 | 作成日時:2021年12月8日 8時