男装癖のある女子がマイキーに憧れて東京卍會に入りました。【東京リベンジャーズ】three (ページ37)

今日:2 hit、昨日:26 hit、合計:55,114 hit

133 ページ37

『っ･･･くそがァ！！』

『先に女をやれ！！』

「あばばばっ」

焦りながらもちゃんと敵を打ち払う。
こいつ･･･思ってた以上によくやるな。

こいつだけで、半分以上の敵をノしてる

が、

やっぱり女ってだけあって･･･1回の攻撃じゃ、ちゃんと気絶はしない。
やっぱガキだな･･･。

「おわっ！？」

大「邪魔だ」

「ﾋﾟｷﾞｬｯ」

『ｶﾞｯ』

大「面倒だ、お前はあっちのやつ殺れ。俺は大将を狙う」

「お、おう･･･」

長く戦っていたモノは終わり、俺たち二人だけが立っていた。
すぐやられるかと思ったけど･･･余裕で立っている余裕があるとはな。

大「中々やるな、お前」

「めっちゃ･･･」

大「あ？ビビったかよ」

「違ぇ･･･疲れた」

大「へぇ」

「体力お化けか！？」

大「いや俺よりお前のが疲れて当たり前だろ」

顔についてる血を軽く拭ってやる
俺より動いてんだから当たり前だろうが。

「やめろ、触んな･･･」

大「帰んぞ、礼になんか奢ってやる」

「！じゃあ、コンビニのアイス！！」

大「おう」

コロコロ変わる顔･･･やっぱガキだな。
小さい頃の八戒と柚葉を思い出す。

暴力が始まる前まではこんな風にコロコロと変わってたな。
懐かしい感じがする。

「？何」

大「いや･･･下の奴らに似てんなって思っただけだ」

「下の･･･あー」

大「んだよ」

「いや別に」

大「今じゃこんな顔しねぇけどな」

「･･･フーン、なんか原因あるんじゃね」

大「んだよ原因って」

「あ、ここのコンビニね」

大「ったく･･･」

中に入るなり、アイスのコーナーへと駆ける
すぐに選ぶなり、手を引っ張ってレジへと連れて行かれる
やっぱりガキくせぇな･･･なんなんだこいつ。

「ゴチでーす」

大「で？原因ってなんだよ」

「例えば家庭内暴力とか？」

大「･･･へぇ？お前はそれが原因って言いてぇの？」

「例えばだよ」

アイスを食べながら駄べる
全てを見透かしたような顔でじっと見てくる。

前に会った公園に入って、遊具に寄りかかるA。

大「確かに、暴力はある」

「へぇ？」

大「けどそれは必要でやってんだよ」

「必要とは？」

大「俺は強くなって欲しいだけだ、中身を変えたいだけ」

「けどそんなの他人の価値観だろ？」

大「何が言いてぇ」

「暴力で他人が変わるなんて思って時点で･･･変わるべきなのはお前だろ？大寿さんよ」